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結論:SBI証券の信用取引の始め方は3ステップ。保証金は30万円から
SBI証券の信用取引の始め方は、3つの流れだけです。
- SBI証券の総合口座を作る(持っている人は不要)
- 信用取引口座を申し込む
- 審査に通ったら、保証金を30万円以上入れて取引する
審査は最短で翌日です。売買の手数料は、取引報告書などを「電子交付」にしておけば0円です。
ただし、買いには年2.80%の金利がかかります(2026年10月7日確認)。
投資経験がない人は、ふつうの信用口座ではなく、自分のお金の範囲でしか買えない「はじめて信用」から始める道もあります。
ぼくは57歳の会社員で、SBI証券で信用取引を使っています。
そして、この半年で追証(おいしょう)を受け、含み損25万円の塩漬け株も抱えました。
手順と一緒に、始める前に知っておきたかったことも書きます。
この記事でわかること
- SBI証券で信用取引を始める手順と、審査の条件
- 手数料・金利・保証金(いくらから始められるか)
- 制度信用と一般信用、「はじめて信用」の違い
- 追証と塩漬けを経験した57歳が、始める前に知りたかったこと
ぼくが信用取引を使っている理由
手順の前に、ぼくがなぜ信用取引を使っているのかを書きます。株を始めて1か月で申し込んだ理由と、そのあと知ったリスクの話です。

株を始めて1か月で、信用口座を申し込んだ
ぼくが株を始めたのは2025年11月です。
SBI証券の信用取引口座を申し込んだのは、その1か月後、2025年12月ごろだったと思います。
理由は、大きく2つでした。
- 同じ銘柄を、1日に何度も売り買いできる。現物では、同じお金で同じ銘柄を1日に何度も売り買いすることはできません(差金決済の禁止というルール)。当時は、これがいちばん大きな理由でした
- 元手より大きな金額を動かせる(レバレッジ)。少ない資金でも、チャンスに見合った金額で売買できます
値下がりでも利益を狙える「空売り」もできますが、そのときは、そこまで重要だとは思っていませんでした。
いまの元手は、約70万円です。資金が少ない個人投資家こそ、信用取引を使いこなすべきだと、ぼくは考えています。
トレードは、信用取引でしかしていません。
ただし、仕組みとリスクを知ってから
信用取引は、元手より大きな金額を動かせます。だから、損も元手より大きくなることがあります。
ぼく自身、2026年5月に追証を受けて、株を損切りしました。損は2回で合わせて−133,925円です。
その6日後に信用で買い直した株は、いま含み損25万円の塩漬けになっています。
だから、この記事の立場ははっきりさせておきます。信用取引は、特別に危ないものではありません。
でも、仕組みとリスクを理解することが、使う前の絶対条件です。
始める前に:SBI証券の信用取引の仕組みと手数料・金利
申し込む前に知っておきたいのは、仕組みとお金のことです。どれだけ買えるのか、期限はあるのか、何にお金がかかるのかを、SBI証券の決まりで整理します。
保証金を預けて、その約3倍まで売り買いできる
信用取引は、証券会社に保証金(お金や株)を預けて、その何倍かの金額を売り買いできる取引です。
買うときはお金を借り、空売りするときは株を借ります。
SBI証券では、新しく建てる(売り買いを始める)ときの保証金は30万円以上です。
建てられる金額は、保証金のおよそ3倍までです。
| 預ける保証金 | 建てられる金額の目安 |
|---|---|
| 30万円 | 約97万円 |
| 50万円 | 約161万円 |
| 70万円 | 約226万円 |
(SBI証券の「委託保証金率31%」で割った目安。実際に建てられる金額は、ログイン後の「信用建余力」の画面に出ます)
保証金は、現金のほかに、持っている株や投資信託でも代わりにできます。その場合は、評価額の80%として数えます。
(SBI証券ヘルプ「必要委託保証金」より。2026年10月7日確認)
制度信用と一般信用:返済の期限が違う
信用取引には、大きく2つの種類があります。いちばんの違いは、返済の期限です。
| 種類 | 返済の期限 | 買いの金利(年率) | 空売りの貸株料(年率) |
|---|---|---|---|
| 制度信用 | 6か月 | 2.80% | 1.10% |
| 一般信用(無期限) | 原則、無期限 | 2.80% | 1.10% |
| 一般信用(短期) | SBI証券が決める期限 | − | 3.90% |
| 一般信用(日計り) | 買った(売った)その日 | 0.00% | 0.00% |
(SBI証券「買い方金利・売り方金利・貸株料率・HYPER料」より。2026年10月7日確認。
日計りは、その日のうちに返済しないと、翌日から年1.80%がかかります)
正直に言うと、ぼくはこの違いを意識しないまま、信用取引を使っていました。
この記事を書くために調べ直して、塩漬けにしているスカパーが制度信用だと確かめたくらいです。
期限は6か月で、返済期限は11月24日です。
期限があるかないかは、持ち続けるときに効いてきます。買う前に、どちらで買うのかを確かめる。
ぼくのように、あとから知ることのないようにしてください。
注意したいのは、あとから制度信用を一般信用に変えることはできない点です。買うときに選んだ種類が、最後まで続きます。
期日の数え方は「信用取引の期日はいつ?SBI証券の返済期限と強制決済を確認」に詳しく書きました。
手数料は0円。でも金利は毎日かかる
SBI証券では、国内株の売買手数料が、信用取引も含めて0円です。条件は2つです。
- インターネットコースで、インターネットから注文する
- 取引報告書などの書面を「電子交付」にする
(SBI証券「ゼロ革命」より。2026年10月7日確認)
ただし、金利は別です。買いで建てているあいだ、借りたお金に金利がかかり続けます。
たとえば、100万円分を制度信用で買って30日持つと、金利の目安は約2,301円です(100万円×2.80%×30日÷365で計算)。
持つ日数が長いほど、増えていきます。

SBI証券の信用口座の開設条件と審査
信用取引口座には審査があります。どんな人が開けるのか、投資経験がない人はどうすればいいのかを、公式の条件で確かめます。
信用口座の開設条件
SBI証券の信用取引口座には、審査があります。公式のFAQに書かれている条件は、主にこの6つです。
- 75歳未満の成人であること(未成年は不可)
- SBI証券と、いつでも連絡がとれること
- 信用取引のルールと、契約の書面を十分に理解していること
- 十分な金融資産や、証券の知識があること
- 株式の投資経験があること
- SBI証券に、すでに口座を持っていること
(SBI証券FAQ「信用取引口座の開設基準を教えてください」より。2026年10月7日確認)
このほか、金融機関の仕事をしている人や、一部のサービス(証券担保ローンなど)を契約している人は対象外です。
75歳以上80歳未満の人は、別に申請すれば、内容によって開設できる場合があります。
審査に落ちた理由は、教えてもらえません。FAQにも「開示しておりません」と書かれています。
投資経験がない人は「はじめて信用」
株の経験がない人向けに、SBI証券には「はじめて信用」という仕組みがあります。
| はじめて信用 | ふつうの信用取引 | |
|---|---|---|
| 投資経験 | なくても申し込める(審査あり) | 必要 |
| 買える金額 | 自分のお金の範囲まで | 保証金の約3倍まで |
| 日計り信用・HYPER空売り | できない | できる |
| 審査 | 1〜2営業日ほど | 最短で翌日 |
(SBI証券「はじめて信用」の案内ページ・ヘルプより。2026年10月7日確認)
「はじめて信用」は、元手より大きく買うことはできません。
それでも、同じ銘柄を1日に何度も売り買いしたり、空売りを試したりはできます。
なお、ふつうの信用口座と「はじめて信用」は、同時には持てません。
「はじめて信用」で経験を積んで、条件を満たせば、ふつうの信用取引に切り替えられます。
SBI証券の信用取引の始め方(口座開設の手順)
手順は、総合口座を持っているかどうかで変わります。会社員のぼくが、実際にどう使っているかも書いておきます。

総合口座を持っていない人
- SBI証券の総合口座を申し込む
- 本人確認の書類を出す
- 初期設定をする(このとき、信用取引口座も一緒に申し込める)
- 審査が終わると、口座開設のお知らせが届く
総合口座を持っている人
- 信用取引口座を申し込む(SBI証券の信用取引の案内ページの「総合口座をお持ちの方」から)
- 審査を待つ(最短で翌日)
- 審査が終わると、メールと、ログイン後の「メッセージボックス」に、開設完了のお知らせが届く
(SBI証券 信用取引の案内ページより。2026年10月7日確認)
取引の前にしておくこと
- 電子交付の設定:手数料を0円にするための条件です
- 保証金を入れる:30万円以上。株や投資信託を代わりにすることもできます(評価額の80%)
- 追証の決まりを読んでおく:これは、ぼくがいちばん後悔していることです。あとの節で書きます
信用取引のやり方:会社員のぼくは、注文も確認もスマホのアプリ
ぼくは平日、会社で働いています。だから注文は、昼休みや休憩時間に、スマホのアプリからです。パソコンから注文したことはありません。
保有している株や損益の確認も、日中はスマホでしかできません。
夜に確かめるときは、パソコンを使うこともあります。それでも、手軽で慣れているので、スマホの方が多いです。
ただ、スマホはパソコンほど画面が広くなく、一度に見られる情報も少ないです。
値動きを見ながら1日に何度も売り買いするデイトレードでは、不利になると感じています。
会社員が平日の日中に売買するなら、スマホで注文と確認ができるようにしておくことが、最初の準備になります。
SBI証券の信用取引はいくらから始められる?
SBI証券の信用取引は、保証金30万円からです。
ただ、30万円ちょうどで始めるのは、おすすめしにくいと感じています。
保証金から損を引いた金額が30万円を下回ると、30万円に戻るまでお金を入れる必要があるからです(SBI証券ヘルプ「必要委託保証金」より)。
つまり、30万円ちょうどだと、少し値下がりしただけで、入金を求められる計算になります。
ぼくの元手は約70万円です。9月は、1回に100株〜200株、1回の売買の金額は元手の約3割から9割以上でした。
9月の全10回の売買と損益は「株の運用報告(2026年9月)元手約70万円で+5.7%」に出しています。
信用取引を始めたあとに、ぼくが失敗したこと
手順はかんたんです。むずかしいのは、始めたあとでした。ぼくが実際にした3つの失敗を書きます。
保証金率を見ていなかった:追証
信用取引では、損が膨らむと「委託保証金率」が下がります。
SBI証券では、これが30%を割ると口座の画面に注意が出て、大引けのあとに20%を下回ると追証が発生します。
ぼくは2026年5月、この追証を受けました。
相場全体が上がっていて、含み益が倍くらいになり、「ちょろい」と思っていた直後です。
入金はせず、信用で買っていた株を2回損切りして解消しました。合わせて−133,925円です。
追証の決まりと解消の方法は「追証とは?SBI証券で追証が来た57歳が、損切り13万円で解消した実録」に書きました。
期日を思い込みで覚えていた
追証の6日後、5月25日に、ぼくはスカパーを制度信用で買いました。4,450円×100株です。
その株は、いま含み損25万円の塩漬けです。そして、返済の期限を「11月25日ごろ」と思い込んでいました。
SBI証券の決まりの文章で数え直すと、11月24日(火)でした。
制度信用には、6か月の期限があります。買った日に、期限の日付を確かめておく。それだけで、慌てずにすみます。
この塩漬け株で「ナンピンしたい」と3つのAIに相談した話は「信用買いのナンピンはしていい?3つのAIに止められた話」に書きました。
ルールがないまま、建てていた
当時のぼくには、「いくら下がったら売る」というルールがありませんでした。
信用取引は、元手より大きく動かせる分、ルールがないと損も大きくなります。
いまは、AIと作った売買のルールで、デモの記録を積んでから本物のお金を入れるようにしています。
その仕組みは「Claude Codeで株の半自動売買を自作した57歳会社員の実録」に書きました。

始める前に、ぼくが決めておけばよかったこと
これから始める人に、ぼくが「最初に決めておけばよかった」と思うことを書いておきます。すすめではなく、ぼくの反省です。
- 保証金率の下限を決める:たとえば「30%の注意が出たら、新しく買わない」
- 1回に建てる金額の上限を決める:保証金いっぱいまで買わない
- 買った日に、返済期限をメモする:制度信用なら6か月
- 損切りの値段を、買う前に決める:下がってから考えると、決められない
よくある質問
SBI証券の信用取引について、よく聞かれることに答えます。
Q. SBI証券の信用取引の審査は、何日かかりますか?
A. ふつうの信用取引口座は、最短で翌日です。「はじめて信用」は、1〜2営業日ほどかかります。
結果は、ログイン後の「メッセージボックス」に届きます(2026年10月7日確認)。
Q. 審査に落ちることはありますか?
A. あります。SBI証券は「一定の投資経験、知識、資力等が必要」としていて、落ちた理由は開示していません。
投資経験がない人は、「はじめて信用」という選択肢があります。
Q. 信用取引は、いくらから始められますか?
A. SBI証券では、保証金30万円からです。
ただし、損を引いた保証金が30万円を下回ると入金が必要になるので、30万円ちょうどだと余裕がありません。
Q. SBI証券の信用取引の手数料は、本当に0円ですか?
A. 売買手数料は0円です。
条件は、インターネットコースでネットから注文することと、取引報告書などを電子交付にすることです。
ただし、買いには年2.80%の金利、空売りには貸株料がかかります(2026年10月7日確認)。
Q. 制度信用と一般信用、どちらを選べばいいですか?
A. いちばんの違いは返済の期限です。
制度信用は6か月、一般信用(無期限)は原則無期限で、SBI証券の買いの金利はどちらも年2.80%です。
あとから種類を変えることはできないので、買う前に選びます。
ぼくは違いを意識しないまま使っていて、あとから自分の株が制度信用だと確かめました。
Q. 信用取引で、元手以上の損をすることはありますか?
A. あります。値下がりが大きいと、保証金を上回る損が出ることがあります。
追証を解消できず強制決済になっても、損が埋まらなければ、不足分を入金する必要があります。
まとめ:SBI証券の信用取引の始め方はかんたん。決まりを読むのが先
SBI証券で信用取引を始める手順は、総合口座を作り、信用取引口座を申し込み、審査に通れば、保証金30万円から取引できます。
手数料は0円で、買いには年2.80%の金利がかかります。
手順は、かんたんです。むずかしいのは、始めたあとです。
ぼくは、保証金率を見ずに追証を受け、期日を思い込みで覚え、ルールのないまま塩漬けの株を抱えました。
どれも、始める前に決まりの文章を読んでいれば、防げたことです。
信用取引は、資金の少ない個人投資家の武器になると、ぼくは考えています。
だからこそ、申し込む前に、追証と期日の決まりだけは読んでおいてください。
※この記事は、筆者個人の取引の記録と、SBI証券の公式情報(2026年10月7日確認)をまとめたものです。
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