SBI証券の信用取引の始め方。審査・金利・いくらからを整理

SBI証券の信用取引は保証金30万円から

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  1. 結論:SBI証券の信用取引の始め方は3ステップ。保証金は30万円から
  2. ぼくが信用取引を使っている理由
  3. 始める前に:SBI証券の信用取引の仕組みと手数料・金利
  4. SBI証券の信用口座の開設条件と審査
  5. SBI証券の信用取引の始め方(口座開設の手順)
  6. SBI証券の信用取引はいくらから始められる?
  7. 信用取引を始めたあとに、ぼくが失敗したこと
  8. 始める前に、ぼくが決めておけばよかったこと
  9. よくある質問
  10. まとめ:SBI証券の信用取引の始め方はかんたん。決まりを読むのが先

結論:SBI証券の信用取引の始め方は3ステップ。保証金は30万円から

SBI証券の信用取引の始め方は、3つの流れだけです。

  1. SBI証券の総合口座を作る(持っている人は不要)
  2. 信用取引口座を申し込む
  3. 審査に通ったら、保証金を30万円以上入れて取引する

審査は最短で翌日です。売買の手数料は、取引報告書などを「電子交付」にしておけば0円です。

ただし、買いには年2.80%の金利がかかります(2026年10月7日確認)。

投資経験がない人は、ふつうの信用口座ではなく、自分のお金の範囲でしか買えない「はじめて信用」から始める道もあります。

ぼくは57歳の会社員で、SBI証券で信用取引を使っています。

そして、この半年で追証(おいしょう)を受け、含み損25万円の塩漬け株も抱えました。

手順と一緒に、始める前に知っておきたかったことも書きます。

この記事でわかること

  • SBI証券で信用取引を始める手順と、審査の条件
  • 手数料・金利・保証金(いくらから始められるか)
  • 制度信用と一般信用、「はじめて信用」の違い
  • 追証と塩漬けを経験した57歳が、始める前に知りたかったこと

ぼくが信用取引を使っている理由

手順の前に、ぼくがなぜ信用取引を使っているのかを書きます。株を始めて1か月で申し込んだ理由と、そのあと知ったリスクの話です。

昼休みに会社の席でスマホの株の画面を見る会社員の後ろ姿

株を始めて1か月で、信用口座を申し込んだ

ぼくが株を始めたのは2025年11月です。

SBI証券の信用取引口座を申し込んだのは、その1か月後、2025年12月ごろだったと思います。

理由は、大きく2つでした。

  • 同じ銘柄を、1日に何度も売り買いできる。現物では、同じお金で同じ銘柄を1日に何度も売り買いすることはできません(差金決済の禁止というルール)。当時は、これがいちばん大きな理由でした
  • 元手より大きな金額を動かせる(レバレッジ)。少ない資金でも、チャンスに見合った金額で売買できます

値下がりでも利益を狙える「空売り」もできますが、そのときは、そこまで重要だとは思っていませんでした。

いまの元手は、約70万円です。資金が少ない個人投資家こそ、信用取引を使いこなすべきだと、ぼくは考えています。

トレードは、信用取引でしかしていません。

ただし、仕組みとリスクを知ってから

信用取引は、元手より大きな金額を動かせます。だから、損も元手より大きくなることがあります。

ぼく自身、2026年5月に追証を受けて、株を損切りしました。損は2回で合わせて−133,925円です。

その6日後に信用で買い直した株は、いま含み損25万円の塩漬けになっています。

だから、この記事の立場ははっきりさせておきます。信用取引は、特別に危ないものではありません。

でも、仕組みとリスクを理解することが、使う前の絶対条件です。

始める前に:SBI証券の信用取引の仕組みと手数料・金利

申し込む前に知っておきたいのは、仕組みとお金のことです。どれだけ買えるのか、期限はあるのか、何にお金がかかるのかを、SBI証券の決まりで整理します。

保証金を預けて、その約3倍まで売り買いできる

信用取引は、証券会社に保証金(お金や株)を預けて、その何倍かの金額を売り買いできる取引です。

買うときはお金を借り、空売りするときは株を借ります。

SBI証券では、新しく建てる(売り買いを始める)ときの保証金は30万円以上です。

建てられる金額は、保証金のおよそ3倍までです。

預ける保証金建てられる金額の目安
30万円約97万円
50万円約161万円
70万円約226万円

(SBI証券の「委託保証金率31%」で割った目安。実際に建てられる金額は、ログイン後の「信用建余力」の画面に出ます)

保証金は、現金のほかに、持っている株や投資信託でも代わりにできます。その場合は、評価額の80%として数えます。

(SBI証券ヘルプ「必要委託保証金」より。2026年10月7日確認)

制度信用と一般信用:返済の期限が違う

信用取引には、大きく2つの種類があります。いちばんの違いは、返済の期限です。

種類返済の期限買いの金利(年率)空売りの貸株料(年率)
制度信用6か月2.80%1.10%
一般信用(無期限)原則、無期限2.80%1.10%
一般信用(短期)SBI証券が決める期限−3.90%
一般信用(日計り)買った(売った)その日0.00%0.00%

(SBI証券「買い方金利・売り方金利・貸株料率・HYPER料」より。2026年10月7日確認。

日計りは、その日のうちに返済しないと、翌日から年1.80%がかかります)

正直に言うと、ぼくはこの違いを意識しないまま、信用取引を使っていました。

この記事を書くために調べ直して、塩漬けにしているスカパーが制度信用だと確かめたくらいです。

期限は6か月で、返済期限は11月24日です。

期限があるかないかは、持ち続けるときに効いてきます。買う前に、どちらで買うのかを確かめる。

ぼくのように、あとから知ることのないようにしてください。

注意したいのは、あとから制度信用を一般信用に変えることはできない点です。買うときに選んだ種類が、最後まで続きます。

期日の数え方は「信用取引の期日はいつ?SBI証券の返済期限と強制決済を確認」に詳しく書きました。

手数料は0円。でも金利は毎日かかる

SBI証券では、国内株の売買手数料が、信用取引も含めて0円です。条件は2つです。

  • インターネットコースで、インターネットから注文する
  • 取引報告書などの書面を「電子交付」にする

(SBI証券「ゼロ革命」より。2026年10月7日確認)

ただし、金利は別です。買いで建てているあいだ、借りたお金に金利がかかり続けます。

たとえば、100万円分を制度信用で買って30日持つと、金利の目安は約2,301円です(100万円×2.80%×30日÷365で計算)。

持つ日数が長いほど、増えていきます。

卓上カレンダーと少しずつ積み上がる硬貨と電卓

SBI証券の信用口座の開設条件と審査

信用取引口座には審査があります。どんな人が開けるのか、投資経験がない人はどうすればいいのかを、公式の条件で確かめます。

信用口座の開設条件

SBI証券の信用取引口座には、審査があります。公式のFAQに書かれている条件は、主にこの6つです。

  • 75歳未満の成人であること(未成年は不可)
  • SBI証券と、いつでも連絡がとれること
  • 信用取引のルールと、契約の書面を十分に理解していること
  • 十分な金融資産や、証券の知識があること
  • 株式の投資経験があること
  • SBI証券に、すでに口座を持っていること

(SBI証券FAQ「信用取引口座の開設基準を教えてください」より。2026年10月7日確認)

このほか、金融機関の仕事をしている人や、一部のサービス(証券担保ローンなど)を契約している人は対象外です。

75歳以上80歳未満の人は、別に申請すれば、内容によって開設できる場合があります。

審査に落ちた理由は、教えてもらえません。FAQにも「開示しておりません」と書かれています。

投資経験がない人は「はじめて信用」

株の経験がない人向けに、SBI証券には「はじめて信用」という仕組みがあります。

はじめて信用ふつうの信用取引
投資経験なくても申し込める(審査あり)必要
買える金額自分のお金の範囲まで保証金の約3倍まで
日計り信用・HYPER空売りできないできる
審査1〜2営業日ほど最短で翌日

(SBI証券「はじめて信用」の案内ページ・ヘルプより。2026年10月7日確認)

「はじめて信用」は、元手より大きく買うことはできません。

それでも、同じ銘柄を1日に何度も売り買いしたり、空売りを試したりはできます。

なお、ふつうの信用口座と「はじめて信用」は、同時には持てません。

「はじめて信用」で経験を積んで、条件を満たせば、ふつうの信用取引に切り替えられます。

SBI証券の信用取引の始め方(口座開設の手順)

手順は、総合口座を持っているかどうかで変わります。会社員のぼくが、実際にどう使っているかも書いておきます。

SBI証券で信用取引を始めるまでの3つのステップ

総合口座を持っていない人

  1. SBI証券の総合口座を申し込む
  2. 本人確認の書類を出す
  3. 初期設定をする(このとき、信用取引口座も一緒に申し込める)
  4. 審査が終わると、口座開設のお知らせが届く

総合口座を持っている人

  1. 信用取引口座を申し込む(SBI証券の信用取引の案内ページの「総合口座をお持ちの方」から)
  2. 審査を待つ(最短で翌日)
  3. 審査が終わると、メールと、ログイン後の「メッセージボックス」に、開設完了のお知らせが届く

(SBI証券 信用取引の案内ページより。2026年10月7日確認)

取引の前にしておくこと

  • 電子交付の設定:手数料を0円にするための条件です
  • 保証金を入れる:30万円以上。株や投資信託を代わりにすることもできます(評価額の80%)
  • 追証の決まりを読んでおく:これは、ぼくがいちばん後悔していることです。あとの節で書きます

信用取引のやり方:会社員のぼくは、注文も確認もスマホのアプリ

ぼくは平日、会社で働いています。だから注文は、昼休みや休憩時間に、スマホのアプリからです。パソコンから注文したことはありません。

保有している株や損益の確認も、日中はスマホでしかできません。

夜に確かめるときは、パソコンを使うこともあります。それでも、手軽で慣れているので、スマホの方が多いです。

ただ、スマホはパソコンほど画面が広くなく、一度に見られる情報も少ないです。

値動きを見ながら1日に何度も売り買いするデイトレードでは、不利になると感じています。

会社員が平日の日中に売買するなら、スマホで注文と確認ができるようにしておくことが、最初の準備になります。

SBI証券の信用取引はいくらから始められる?

SBI証券の信用取引は、保証金30万円からです。

ただ、30万円ちょうどで始めるのは、おすすめしにくいと感じています。

保証金から損を引いた金額が30万円を下回ると、30万円に戻るまでお金を入れる必要があるからです(SBI証券ヘルプ「必要委託保証金」より)。

つまり、30万円ちょうどだと、少し値下がりしただけで、入金を求められる計算になります。

ぼくの元手は約70万円です。9月は、1回に100株〜200株、1回の売買の金額は元手の約3割から9割以上でした。

9月の全10回の売買と損益は「株の運用報告(2026年9月)元手約70万円で+5.7%」に出しています。

信用取引を始めたあとに、ぼくが失敗したこと

手順はかんたんです。むずかしいのは、始めたあとでした。ぼくが実際にした3つの失敗を書きます。

保証金率を見ていなかった:追証

信用取引では、損が膨らむと「委託保証金率」が下がります。

SBI証券では、これが30%を割ると口座の画面に注意が出て、大引けのあとに20%を下回ると追証が発生します。

ぼくは2026年5月、この追証を受けました。

相場全体が上がっていて、含み益が倍くらいになり、「ちょろい」と思っていた直後です。

入金はせず、信用で買っていた株を2回損切りして解消しました。合わせて−133,925円です。

追証の決まりと解消の方法は「追証とは?SBI証券で追証が来た57歳が、損切り13万円で解消した実録」に書きました。

期日を思い込みで覚えていた

追証の6日後、5月25日に、ぼくはスカパーを制度信用で買いました。4,450円×100株です。

その株は、いま含み損25万円の塩漬けです。そして、返済の期限を「11月25日ごろ」と思い込んでいました。

SBI証券の決まりの文章で数え直すと、11月24日(火)でした。

制度信用には、6か月の期限があります。買った日に、期限の日付を確かめておく。それだけで、慌てずにすみます。

この塩漬け株で「ナンピンしたい」と3つのAIに相談した話は「信用買いのナンピンはしていい?3つのAIに止められた話」に書きました。

ルールがないまま、建てていた

当時のぼくには、「いくら下がったら売る」というルールがありませんでした。

信用取引は、元手より大きく動かせる分、ルールがないと損も大きくなります。

いまは、AIと作った売買のルールで、デモの記録を積んでから本物のお金を入れるようにしています。

その仕組みは「Claude Codeで株の半自動売買を自作した57歳会社員の実録」に書きました。

ノートに売買のルールを書く手と電卓とスマホ

始める前に、ぼくが決めておけばよかったこと

これから始める人に、ぼくが「最初に決めておけばよかった」と思うことを書いておきます。すすめではなく、ぼくの反省です。

  • 保証金率の下限を決める:たとえば「30%の注意が出たら、新しく買わない」
  • 1回に建てる金額の上限を決める:保証金いっぱいまで買わない
  • 買った日に、返済期限をメモする:制度信用なら6か月
  • 損切りの値段を、買う前に決める:下がってから考えると、決められない

よくある質問

SBI証券の信用取引について、よく聞かれることに答えます。

Q. SBI証券の信用取引の審査は、何日かかりますか?

A. ふつうの信用取引口座は、最短で翌日です。「はじめて信用」は、1〜2営業日ほどかかります。

結果は、ログイン後の「メッセージボックス」に届きます(2026年10月7日確認)。

Q. 審査に落ちることはありますか?

A. あります。SBI証券は「一定の投資経験、知識、資力等が必要」としていて、落ちた理由は開示していません。

投資経験がない人は、「はじめて信用」という選択肢があります。

Q. 信用取引は、いくらから始められますか?

A. SBI証券では、保証金30万円からです。

ただし、損を引いた保証金が30万円を下回ると入金が必要になるので、30万円ちょうどだと余裕がありません。

Q. SBI証券の信用取引の手数料は、本当に0円ですか?

A. 売買手数料は0円です。

条件は、インターネットコースでネットから注文することと、取引報告書などを電子交付にすることです。

ただし、買いには年2.80%の金利、空売りには貸株料がかかります(2026年10月7日確認)。

Q. 制度信用と一般信用、どちらを選べばいいですか?

A. いちばんの違いは返済の期限です。

制度信用は6か月、一般信用(無期限)は原則無期限で、SBI証券の買いの金利はどちらも年2.80%です。

あとから種類を変えることはできないので、買う前に選びます。

ぼくは違いを意識しないまま使っていて、あとから自分の株が制度信用だと確かめました。

Q. 信用取引で、元手以上の損をすることはありますか?

A. あります。値下がりが大きいと、保証金を上回る損が出ることがあります。

追証を解消できず強制決済になっても、損が埋まらなければ、不足分を入金する必要があります。

まとめ:SBI証券の信用取引の始め方はかんたん。決まりを読むのが先

SBI証券で信用取引を始める手順は、総合口座を作り、信用取引口座を申し込み、審査に通れば、保証金30万円から取引できます。

手数料は0円で、買いには年2.80%の金利がかかります。

手順は、かんたんです。むずかしいのは、始めたあとです。

ぼくは、保証金率を見ずに追証を受け、期日を思い込みで覚え、ルールのないまま塩漬けの株を抱えました。

どれも、始める前に決まりの文章を読んでいれば、防げたことです。

信用取引は、資金の少ない個人投資家の武器になると、ぼくは考えています。

だからこそ、申し込む前に、追証と期日の決まりだけは読んでおいてください。

※この記事は、筆者個人の取引の記録と、SBI証券の公式情報(2026年10月7日確認)をまとめたものです。

信用取引や特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。証券会社の決まりや金利は変わることがあります。

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