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結論:9月の株の運用成績は+5.7%。でも、AIの手法はほぼトントンでした
AIを使った株の運用報告(2026年9月)です。本物のお金を入れて、最初の1か月が終わりました。
元手は約70万円。追加の入金はしていません。
SBI証券の資産残高は、8月28日の707,686円から、10月3日に748,057円になりました。
+40,371円、+5.7%です。
9月に売って確定した利益(実現損益・税引前)は、+56,128円でした。
ただ、中身を開けると、思っていたのと違いました。
AIの手法どおりに買った3回は、合計−879円。 利益のほとんどは、ぼくが自分の判断で売買したソフトバンクグループの+54,632円でした。
この記事でわかること
- 元手約70万円・追加入金なしの、1か月の実数(SBI証券の画面つき)
- 9月の売買10回の、銘柄・値段・損益の全部
- AIの手法と、自分の判断。どちらで稼いだか
- 1か月やってわかったことと、10月に変えること
AIで株を運用する実験の前提
数字の前に、この実験の決まりごとを確認しておきます。入れたお金と増えたお金を分けて書くのが、この報告のルールです。

57歳の会社員が、AIを使って株で月50万円を目指す
ぼくは57歳の会社員です。課長を降りて、いまは役職のない立場で働いています。
60歳で会社を辞めて、株だけで月50万円をつくる。それがこの実験のゴールです。残りは約2年半です。
AIで株の売買の仕組みを自作した話は「Claude Codeで株の半自動売買を自作した57歳会社員の実録」に書きました。
Claude CodeとCodexに同じ株の依頼を出して比べた話は「Claude CodeとCodexを比較。同じ株の依頼で+59.4%と全滅」にあります。
お金と口座のルール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 始めた日 | 2026年8月28日 |
| 元手 | 約70万円(8月28日の資産残高 707,686円) |
| 追加の入金 | なし(9月中) |
| 証券会社 | SBI証券 |
| 売買のしかた | 信用取引が中心。発注はぼくが手で押す |
数字は、すべてSBI証券の画面で確かめたものです。損益は税金を引く前の金額です。
報告では「入れたお金」と「増えたお金」を分ける
運用報告では、毎月この3つを分けて書きます。
- 累計で入れたお金(元手と追加入金)
- 損益(いまの残高 − 入れたお金)
- その月に売って確定した利益
入金で増えた分を「利益」に見せないためです。9月は追加入金がないので、残高の増えた分がそのまま損益です。
株の資産推移:1か月で707,686円 → 748,057円
9月の1か月で、資産残高は707,686円から748,057円になりました。ただ、最初の2週間はずっとマイナスでした。週ごとの動きと、確定した利益との違いを見ていきます。
週ごとの資産推移
| 日付 | 資産残高 | 8月28日との差 |
|---|---|---|
| 8月28日(スタート) | 707,686円 | — |
| 9月5日 | 692,298円 | −15,388円 |
| 9月12日 | 672,892円 | −34,794円 |
| 9月19日 | 701,853円 | −5,833円 |
| 9月26日 | 714,773円 | +7,087円 |
| 10月3日 | 748,057円 | +40,371円(+5.7%) |
(毎週金曜の終値での資産残高。SBI証券「My資産」より)

最初の2週間は、ずっとマイナスでした。9月12日には、スタートから−34,794円まで下がっています。
プラスに戻ったのは、9月26日。そこから10月3日にかけて、一気に増えました。

実現損益(売って確定した利益)と、残高の増え方は合わない
9月の実現損益は+56,128円なのに、残高は+40,371円しか増えていません。
差が出るのは、利益にかかる税金が、売るたびに口座から引かれているからです。まだ持っている株の値動きも、残高には入ります。
なので、運用報告では「残高がいくら増えたか」をいちばん大事な数字にします。
9月の売買10回と実現損益:全部出します
9月に売買を終えたのは10回です。勝ちも負けも、全部出します。AIの手法どおりの売買と、自分の判断の売買に分けると、はっきり差が出ました。

一覧
9月に売買を終えたのは、10回です(この実験の分)。
| 売った日 | 銘柄 | 損益(円) | 決め方 |
|---|---|---|---|
| 9/4 | ソフトバンクG | +14,118 | 自分 |
| 9/14 | サッポロHD | +86 | AI |
| 9/14 | SGHD | −2,069 | AI |
| 9/16 | キリンHD | +1,104 | AI |
| 9/17 | ソフトバンクG | +4,553 | 自分 |
| 9/18 | ソフトバンクG | +7,251 | 自分 |
| 9/24 | ソフトバンクG | +32,704 | 自分 |
| 9/24 | ソフトバンクG | −128 | 自分 |
| 9/30 | ソフトバンクG | −3,866 | 自分 |
| 9/30 | パワーエックス | +2,165 | 自分 |
| 合計 | 7勝3敗 | +55,918 |
(買った値段・売った値段は下のSBI証券の明細にあります。
すべて信用取引の買いで、株数はSGHDが200株、ほかは100株。損益は税引前で、手数料・金利を含む口座の数字。
AI=AIの手法どおり、自分=自分の判断。G=グループ、HD=ホールディングス)
※SBI証券の9月の実現損益(+56,128円)には、別の手法で検証している筑波銀行の売買(+210円)も入っています。
この報告の内訳からは外しました。



分けてみると、こうなります
| 決め方 | 回数 | 損益 |
|---|---|---|
| AIの手法どおり | 3回(2勝1敗) | −879円 |
| 自分の判断 (ソフトバンクG) | 6回(4勝2敗) | +54,632円 |
| 自分の判断 (パワーエックス) | 1回(1勝) | +2,165円 |
9月の利益の、ほぼ全部がソフトバンクグループでした。
AIの手法どおりの3回:−879円

AIが出したシグナル(買いの合図)で買ったのは、この3回です。
SGホールディングス:−2,069円(期限を2日過ぎて売った)
RSI-2逆張りという手法の、その日の1位でした。売られすぎた株を買って、少し戻ったところで売る手法です。
ルールでは、最長10営業日で売ります。でも、ぼくは2日過ぎてから売りました。
皮肉なことに、1〜2日早く売っていたら、損は6,000円近くになっていました。
結果は良くても、ルールを破ったことに変わりはありません。
キリンホールディングス:+1,104円(AIの1位ではなく5位を選んだ)
同じRSI-2の手法です。ただ、AIの1位ではなく、5位をぼくが選びました。
その朝、1位の銘柄が大きく下げて始まり、2位と3位も下がっていました。
上がっていた5位のキリンに、その場で乗りかえています。
しかも、ルール上はまだ持てたのに、早めに利益を確定しています。
サッポロホールディングス:+86円(テスト前の手法で入れた)
こちらは「押し目反発」という、できたばかりの手法です。デモでの合格テスト(関門)を、まだ通っていませんでした。
AIは「実データで1〜2週間、様子を見るのが先」と言っていました。それでも、ぼくは入れました。
しかも、損切りの値段を−8%のつもりで、−20%で入力していました。大きく下がっていたら、損が膨らむところでした。
3回とも、崩したのは手法ではなく、ぼくの方
3回を並べると、どれもルールのどこかを、ぼくが自分で曲げています。
手法そのものの成績は、この3回では何も言えません。わかったのは、ルールどおりに持つのは、思ったより難しいということです。
RSI-2の手法をデモで212回試した結果は「RSI逆張りの勝率は?日本株で212回検証したら、80.8%から67.9%に下がった話」にまとめています。
自分の判断の売買:+56,797円
9月の利益のほとんどは、AIの手法ではなく、ぼく自身の判断の売買でした。ソフトバンクグループとパワーエックスの中身を書きます。

ソフトバンクグループ:6回で+54,632円
ソフトバンクグループは、AIのシグナルとは関係なく、ぼくが自分の判断で売買しています。AI投資ファンドの手法とは別です。
ぼくは、株を始めたばかりのころは、銘柄を絞った方がいいと考えています。
値動きが大きく、売買の量(出来高)も多い銘柄なら、短い期間でも利益を取りやすいからです。
そこで、数日〜数週間で売買する「スイング」で、主にソフトバンクグループを回しました。
いちばん大きかったのは、9月24日です。6,391円で買っていた100株を6,720円で売って、+32,704円でした。
逆に、9月30日は−3,866円で損切りしています。
もう少し持っていれば1万円ほどプラスでしたが、決めたとおりに切りました。
パワーエックス:+2,165円
パワーエックスも、自分の判断で1回売買しました。特別な理由はなく、タイミングを見て入っただけです。
自分の判断が勝った。でも、1か月では何も言えない
9月だけを見れば、AIの手法より、自分の判断の方が稼いでいます。
でも、これを「自分の方がAIより上手い」とは読みません。
ソフトバンクグループは値動きが大きい銘柄です。9月は、たまたま上手くいった月だったのかもしれません。
10回の売買、1か月の結果で言えることは、ほとんどありません。
それに、ぼくの判断には記録に残るルールがありません。AIの手法は、デモで何百回も同じルールで試せます。
自分の判断は、それができません。
だから、10月も両方を続けて、分けて記録します。
AIで株を運用して、1か月でわかったこと
1か月の数字より大事だったのは、やってみて気づいたことでした。資金の量、気持ちの揺れ、ルールの守り方について、4つ書きます。

70万円では、シグナルを全部は買えない
デモでは、AIが出したシグナルを毎日全部買います。でも、ぼくの資金は約70万円。全部は買えません。
AIが1位を出しても、値段の都合で、別の銘柄を選ぶ場面がありました。サッポロは、AIの採用順では4位です。
本物のお金で試すなら、株価の安いもので、と選びました。
デモの成績は、「お金がいくらでもある人」の成績です。自分の資金で、どこまで同じように買えるかは別の問題でした。
「もうちょっと待てば」の気持ちが、ルールを曲げる
SGを持っていた10日間、値段が戻りかける場面が何度かありました。このまま待てば利益になるんじゃないか。
その期待で、期限を過ぎても売れませんでした。
ぼくの言葉で残しておきます。「もうちょっと待てば」という感情が、損を作る。 損をしたくないから待つ。
待つから、損が増える。順番が逆なんです。
1か月の数字で、ルールは変えない
9月の手法の成績は−879円でした。それでも、手法のルールは変えません。
3回、1か月では、手法が悪いのか、ぼくの使い方が悪いのか、まだ区別がつかないからです。
資金が少ないなら、信用取引は欠かせない道具になる

9月の売買は、すべて信用取引です。
ぼくは、資金の少ない個人投資家こそ、信用取引を使いこなすべきだと考えています。理由は3つです。
- 同じ銘柄を、1日に何度も売り買いできる。現物では、同じお金で同じ銘柄を1日に何度も売り買いすることはできません(差金決済の禁止というルール)
- 値下がりでも利益を狙える。「空売り」ができるので、下がる相場でも打つ手があります
- 元手より大きな金額を動かせる。少ない資金でも、チャンスに見合った金額で売買できます
ただし、絶対の条件があります。仕組みとリスクを理解してから使うことです。
- 買いには金利が、空売りには貸株料がかかる
- 返済の期限がある(制度信用なら6か月)
- 値下がりして保証金が足りなくなると、追加でお金を入れる「追証(おいしょう)」が発生する
- 元手以上の損が出ることもある
9月は1回に100株〜200株で、1回の売買の金額は元手の約3割から9割以上でした(ソフトバンクグループは1回60万円前後)。
仕組みとリスクを知ったうえで使えば、信用取引は危ない方法ではありません。
資金の少ない個人投資家にとっての、大事な武器だと思っています。
10月に向けて
- AIの手法(RSI-2逆張り)は、同じルールで続ける。ルールどおりに持つことを最優先にする
- 合格テスト(関門)を通っていない手法は、入れるとしても金額を抑える
- ソフトバンクグループの売買は、AIの手法と分けて記録する
- 追加の入金は、年内に100万円まで、少しずつ
10月の報告は、11月1日に出します。
よくある質問
9月の運用報告について、よく聞かれることに答えます。
Q. 元手はいくらですか?
A. 約70万円です。正確には、実験を始めた2026年8月28日の資産残高707,686円です。
9月中に追加の入金はしていません。
Q. 9月は結局いくら増えましたか?
A. 資産残高は+40,371円(+5.7%)です。
売って確定した利益は+56,128円(税引前)ですが、税金が引かれたり、持っている株の値動きがあったりするので、残高の増え方とは一致しません。
Q. AIの手法で勝てていますか?
A. 9月の本物のお金では、3回で−879円でした。まだ勝てているとは言えません。
デモでは212回で勝率67.9%、合計はプラスです。
Q. なぜ信用取引なのですか?
A. 資金が少ないからこそ、です。同じ銘柄を1日に何度も売り買いでき、値下がりで利益を取る空売りもできます。
ただし、金利・返済の期限・追証などの仕組みとリスクを理解することが、使う前の絶対条件です。
SBI証券で信用取引を始める手順と、審査・金利は「SBI証券の信用取引の始め方。審査・金利・いくらからを整理」にまとめました。
Q. ソフトバンクグループを買えば儲かりますか?
A. わかりません。9月はたまたま上手くいっただけかもしれません。
この記事は、ぼく個人の記録です。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。
Q. 運用報告はいつ出ますか?
A. 毎月1日に出します。9月分は、集計に時間がかかって10月4日になりました。
まとめ:株の運用報告(9月)は+5.7%。手法の答え合わせは、これから
元手約70万円、追加入金なしで、最初の1か月は+40,371円(+5.7%)でした。
ただ、稼いだのはAIの手法ではなく、自分の判断の売買でした。AIの手法どおりの3回は−879円です。
しかも、その3回とも、ぼくがルールをどこかで曲げていました。
10月は、ルールどおりに持てるかどうかから、やり直します。
勝った月も、負けた月も、SBI証券の画面と一緒に出していきます。
※この記事は、筆者個人の運用記録です。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。
過去の結果は、将来の利益を約束しません。投資の判断は、ご自身でお願いします。
この先の結果は「部室」で
10月の売買も、勝った月も負けた月も、SBI証券の数字でそのまま報告します。同じ立場の方は、無料で入部してください(メルマガ・Substack)。
ご注意 投資に関する内容は、筆者個人の実際の記録と感想です。特定の銘柄や金融商品の売買を勧めるものではありません。損益は過去の結果で、将来を約束するものではありません。投資の判断はご自身でお願いします。(免責事項・広告について)

