Geminiで株を分析。無料版に「買っていい?」と聞いた答え合わせ

Geminiで株を分析した答え合わせ。見立てが合った銘柄は3本中3本

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Geminiで株を分析すると、どこまで当たるのか。ぼくが本物のお金で買って、もう売り終えた3つの銘柄で試しました。

使ったのは、スマホの無料版のGeminiです。聞き方は「買っていい?」。

株を始めたばかりの人が、いちばん最初にする聞き方です。

答えはもう出ています。3本の合計は−879円でした。

その答えを知らないGeminiが、何と言うか。後出しの答え合わせです。

この記事でわかること

  • 無料版のGeminiに、株の分析を「買っていい?」と頼んだときの答え
  • Geminiの見立てと、本物のお金で売買した結果の答え合わせ
  • Geminiが2回聞いても答えなかったこと
  • Geminiを株式投資に使うときの、ぼくの使い分け

目次 非表示

  1. 結論:Geminiの株の分析は、3銘柄とも合っていた。でも、いつ売るかは一度も答えなかった
  2. Geminiに株の分析を頼んだ条件
  3. Geminiに株の分析を頼んだプロンプト(聞いた文そのまま)
  4. 1回目の答え:「全部今すぐ買ってOKとは言えない」
  5. 2回目:Geminiに決算とリスクを聞いた
  6. Geminiの株の分析を、実際の売買で答え合わせ
  7. Geminiが株の分析で一度も答えなかったこと
  8. Geminiを株式投資に使うときの、ぼくの使い分け
  9. Geminiで株を分析するときの注意点
  10. よくある質問
  11. まとめ:Geminiの株の分析は合っていた。でも、売り方は自分で決める

結論:Geminiの株の分析は、3銘柄とも合っていた。でも、いつ売るかは一度も答えなかった

Geminiで株を分析した答えと、実際の売買の結果を見比べる手元

Geminiの株の分析は、3銘柄とも、ぼくの実際の結果と合っていました。「短期で飛びつくのは、やや慎重に」。

その言葉どおり、3本の合計はマイナスでした。

ただし、2回聞いても、Geminiが一度も答えなかったことがあります。何株買うか。いつ売るか。何%下がったら切るか。

そして、ぼくが負けた理由は、3本とも「いつ売るか」の側にありました。

つまり、Geminiの言うとおりにしていても、この負けは防げませんでした。

ぼくの使い分けは、こうです。調べるのはGemini。決めるのは、検証済みのルール。

Geminiに株の分析を頼んだ条件

聞いたのは2026年9月20日の昼です。3銘柄をまとめて、2往復。5分で終わりました。

項目内容
使ったAIGemini(無料版・スマホ)
モデルFlash-Lite(無料版を開いたときに最初に出るもの)
聞いた日2026年9月20日 11:58〜12:03
聞いた銘柄SGホールディングス・キリンHD・サッポロHD
往復2回

なぜGeminiか:周りの会社員がスマホで使っている

ふだん、ぼくが株のことを聞くのはChatGPTです。

Geminiは、半年くらい前まで使っていましたが、この実験のころは使っていませんでした。

それでもGeminiにしたのは、周りの会社員に、スマホでGeminiを使っている人が多いからです。企業の業績はどうか。

好材料はあるか。株価の目標は変わったか。

そういう調べものを、Geminiに聞いている人がいます。

だから、その人たちと同じ条件にしました。無料版で、いちばん軽いモデルです。

聞いたのは、本物のお金で売り終えた3銘柄

3銘柄とも、ぼくが自作のAIの手法のサインで、8月28日から9月8日にかけて本物のお金で買い、9月16日までに売り終えた株です。

結果は、すでに出ています。だから「当たったかどうか」を、あとから確かめられます。

3本の売買の中身は株の運用報告(2026年9月)元手約70万円で+5.7%に、全部出しています。

Geminiに株の分析を頼んだプロンプト(聞いた文そのまま)

聞き方は、いちばん普通のものにしました。プロンプトを工夫すると、ふつうの人の使い方から離れてしまうからです。

1回目(原文のまま)

あなたは優秀な株の個人投資家です。3つの銘柄について教えて。SGホールディングス、キリンHD、サッポロビール 買っていい?

2回目(原文のまま)

決算などの評価はどうなの?リスクは?短期で見てどう判断する。買いですか?

Geminiに株の分析を頼んだプロンプトと1回目の答え(無料版Flash-Lite)
Geminiに聞いた文と、1回目の答えの書き出し(2026年9月20日・無料版)

1回目の答え:「全部今すぐ買ってOKとは言えない」

1回目の答えは、こう始まりました。

「一概に『全部今すぐ買ってOK』とは言えず、銘柄ごとの特徴や今の立ち位置が大きく異なるため、投資目的に合わせた選別が必要です」

そのあと、3銘柄を1つずつ分けて説明してきました。

3銘柄の見立て

銘柄Geminiの見立て(要点)
SGホールディングス株価は1,500円前後。配当利回り3.5%前後。爆発力より、安定感とインフラの強さで買う銘柄
キリンHD株価は2,800円台半ば。PER11倍台。配当利回り2.6%ほど。ディフェンシブ枠として手堅い
サッポロHD恵比寿の不動産が隠れた価値。思惑買いで株価が大きく揺れ動く

(数字はGeminiの表示のままです。ぼくは確かめていません)

株価の水準は、ぼくが買った値段とほぼ同じでした。

最後は、質問で返してきた

答えの最後は、こうでした。

「ご自身の投資スタイルに合わせるなら、どのポイントを一番重視したいですか?」

ぼくが「買っていい?」と聞いたのに、聞き返されました。

2回目:Geminiに決算とリスクを聞いた

2回目は、決算とリスクと「短期で見てどうか」を聞きました。ここで、答えの中身がはっきりしてきました。

決算の数字を、出典つきで拾ってきた

2回目の答えには、決算の数字が出てきました。

しかも、株予報Pro・BigGoファイナンス・みんかぶなど、どこから拾ったかの表示つきです。

  • SGホールディングス:売上高が前期比で増加(+11.2%増など)。着実だが、やや慎重な推移
  • キリンHD:中間決算で、利益ベースで大幅な増益(30%超など)。通期計画の上方修正
  • サッポロHD:構造改革で大幅な利益成長と増配。ただし一過性の費用があり、四半期ごとのブレに注意

リスクとしては、原材料・エネルギー・人件費の高騰を3社共通で挙げていました。

結論は「短期で飛びつくのは、やや慎重に」

「短期で見て、買いか?」への結論は、こうでした。

「短期(数週間〜数ヶ月単位)のトレード目線であれば、この3銘柄を今すぐ積極的に飛びついて買うのはやや慎重になるべきです」

理由は2つです。

  1. 短期の値上がりの勢いが弱い。3つとも、数日で急に上がるテーマ株ではない
  2. 決算の良い材料は、もう株価に織り込まれている。飛びつくと高値づかみになる
Geminiの株の分析の結論。短期で飛びつくのはやや慎重に
「短期で見て買いか?」への、Geminiの結論

短期の指針:キリンは押し目買い、サッポロは往復ビンタに注意

それでも短期で狙うなら、と指針も出してきました。

  • キリンHDは「押し目買い」で狙う:業績の伸びが最も強いので、少し下がったところを拾うのが「最も勝率が高いアプローチ」
  • サッポロHDは「材料・チャートを確認してから」:思惑で大きく動くので、下値を確かめないと「高値掴みの往復ビンタ」に遭いやすい

SGホールディングスは、この短期の指針に出てきませんでした。

Geminiの短期の指針。キリンは押し目買い、サッポロは往復ビンタに注意
Geminiが出した、短期で狙う場合の指針

そして最後は、また質問でした。「ご自身の投資期間はどのくらいを想定されていますか?」

2回聞いて、2回とも質問で終わりました。

Geminiの株の分析を、実際の売買で答え合わせ

Geminiの株の分析を3銘柄で答え合わせ。3つとも合っていた

ぼくの実際の売買と並べます。損益は、手数料と金利を含む、SBI証券の口座の数字(税引前)です。

銘柄Geminiの見立て実際の損益
SGHD短期向きではない−2,069円
キリンHD押し目買いが最も勝率が高い+1,104円
サッポロHD確認前は往復ビンタに注意+86円
合計短期で飛びつくのは慎重に−879円
  • SGホールディングス:8/28に1,506円で200株を買い、9/14に売った。短期の指針に出てこなかった銘柄で、マイナス
  • キリンHD:9/8に2,848.5円で100株を買い、9/16に売った。3本で唯一のプラス
  • サッポロHD:9/8に1,854円で100株を買い、9/14に売った。往復ビンタになる前に降りた形

3本とも、Geminiの見立てと合っていました。

この表を見たとき、正直に思いました。「こっちのほうで、いいんじゃないか」。

ぼくの手法は、デモで100件試して、勝率80.8%でした。それで合格にして、本物のお金を入れました。

100件かけて作ったルールより、スマホで5分の無料のAIのほうが正しかったのです。

脱力感と、やるせなさと、やめようかなという気持ち。複雑でした。

デモで試した件数を増やすと、勝率がどう変わったかはRSI逆張りの勝率は?日本株で212回検証したら、80.8%から67.9%に下がった話に書きました。

Geminiが株の分析で一度も答えなかったこと

Geminiが答えなかった、いつ売る・何日持つ・どこで切る

でも、画面を読み返して、気づいたことがあります。

何株・いつ売る・何%で切る

2回聞いて、一度も出てこなかった言葉があります。

  • 何株買うか
  • いつ売るか
  • 何%下がったら切るか
  • 何日持つか

「買っていい?」「買いですか?」と2回聞いて、返ってきたのは「重視するポイントは?」「投資期間は?」でした。

投資の助言になる、はっきりした数字は出さないようにできているのだと思います。それに、いつ売るかは、未来の話です。

AIは、いまある情報を集めて整理するのは得意でも、未来の値段を言い当てるのは難しいはずです。

ぼくが負けた理由は、全部「出口」

では、ぼくはなぜ負けたのか。3本を見直すと、こうでした。

  • SGホールディングス:ルールでは最長10営業日で売るのに、2日過ぎてから売った
  • キリンHD:ルール上はまだ持てたのに、プラスを残したくて早く売った
  • サッポロHD:合格テストの前の手法で買った。損切りの値段も、−8%のつもりが−20%で入力していた

どれも、買う銘柄の良し悪しの話ではありません。売り方と、ルールを守るかどうかの話です。

Geminiは、いつ売るかを一度も言っていません。だから、Geminiに従っていても、この負けは防げませんでした。

Geminiを株式投資に使うときの、ぼくの使い分け

Geminiを株式投資に使う使い分け。調べるのはAI、決めるのはルール

ここで、はっきり見えたことがあります。Geminiと、ぼくの自作の手法は、足りないものが逆でした。

得意なことできないこと
Gemini決算・材料・リスクを、出典つきで速く集める何株・いつ売る・何%で切るを決める
ぼくの自作の手法入る・出るを、決まった数字で決める決算や銘柄の良し悪しを見る

ぼくの手法は、決算を見ません。「RSI-2が10より下なら買う」「最長10日で売る」「買値から−8%で切る」。

入ると出るを決めるだけです。

自作の手法の仕組みはClaude Codeで株の半自動売買を自作した57歳会社員の実録に書いています。

調べるのはGemini、決めるのは検証済みのルール

だから、いまはこう考えています。

  1. 買う候補は、自作の手法で広く拾う
  2. 出てきた銘柄の決算や材料を、Geminiのようなチャット型のAIで調べる
  3. 最後は自分が判断する。売る日と切る値段は、買う前にルールで決めておく

まだ、この形で売買した記録はありません。いまの考えです。

最後に「外れたら何%で切ればいい?」と聞く

もし、Geminiに「この株、買っていい?」と聞いているなら、答えが返ってきたあとに、こう聞いてみてください。

「この判断が外れたら、何%で切ればいい?」

たぶん、「投資期間はどのくらいですか?」と聞き返されます。それが答えです。切る値段は、自分で決めるしかありません。

Geminiで株を分析するときの注意点

Geminiで株を分析するときに、ぼくが気をつけていることは4つです。

  • 数字は、元の資料で確かめる:Geminiの画面にも「不正確な情報を提示することがあります」と出ています。決算の数字は、会社の決算資料で確かめてから使ってください
  • 答えは、日と聞き方で変わる:この記事の答えは、2026年9月20日に、無料版のFlash-Liteで聞いたときのものです
  • 「買い」「売り」は決めてくれない:2回聞いて、2回とも質問で返ってきました。決めるのは自分です
  • 売り方は、別に決めておく:ぼくの負けは、全部売り方の側で起きました

よくある質問

Geminiを株の分析に使うときに、よく聞かれることに答えます。答えは、ぼくが試した範囲のことだけです。

Q. Geminiで株の分析はできますか?

A. 決算や材料、リスクを集めて整理するのは得意でした。ぼくが聞いたときは、出典つきで決算の数字を出してきました。

ただ、「買い」「売り」の判断と、いつ売るかは答えませんでした。

Q. 無料版のGeminiでも、株の分析に使えますか?

A. ぼくが使ったのは、無料版でいちばん軽いモデル(Flash-Lite)です。

それでも、3銘柄の見立ては、実際の結果と合っていました。

Q. Geminiの株価予想は当たりますか?

A. ぼくは株価の予想は頼んでいません。「短期で見て買いか?」と聞いたときも、目標の株価や売る値段は出てきませんでした。

Q. Geminiで株のスクリーニングはできますか?

A. ぼくは試していません。今回は、すでに決まっている3銘柄の分析だけを頼みました。

Q. ChatGPTやClaudeとは、どう違いますか?

A. 別の日に、含み損の株で「ナンピンしたい」と3つのAIに聞いたときは、3つとも賛成しませんでした。

ただ、止める強さは、AIによって違いました。

その話は信用買いのナンピンはしていい?3つのAIに止められた話に書いています。

まとめ:Geminiの株の分析は合っていた。でも、売り方は自分で決める

無料版のGeminiに、売り終えた3銘柄の株の分析を頼みました。「短期で飛びつくのは、やや慎重に」。

3本の合計は−879円で、Geminiの見立ては3本とも合っていました。

でも、Geminiは、何株買うか、いつ売るか、何%で切るかを一度も答えませんでした。

そして、ぼくの負けは3本とも、売り方とルールの守り方の側で起きていました。

調べるのはGemini。決めるのは、検証済みのルール。この順番で使うことにしました。

※Geminiの答えは、2026年9月20日にぼくが無料版で聞いたときのものです。同じ質問でも、日や聞き方で変わります。

この記事は筆者個人の取引の記録で、特定の銘柄の売買や、信用取引をすすめるものではありません。

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