含み損とは?塩漬け株を5か月待って−26万円で手放した57歳

含み損とは?塩漬け株を5か月待って−26万円で手放した57歳

この記事には広告を含みます。

含み損、毎日アプリで見ていますよね。

ぼくもです。スカパーJSATの株を5か月持ち続けて、最後は−263,080円で手放しました。

書いているのは、57歳の会社員です。株は1年目。SBI証券で、本物のお金を使って売り買いしています。

含み損の株を持っていると「あと何か月待てば戻るのか」を考えます。ぼくも、5か月ずっと考えていました。

その5か月の結果から、答えを先に書きます。

何か月待つかを決めても、意味がありませんでした。決めるべきだったのは、買った日の「ここまで下がったら売る」です。

写真風:昼の家の机で、赤い数字の並ぶスマホの株アプリを見つめる50代男性の手元・顔なし・白とライトグレー・読める文字やロゴなし

この記事でわかること

  • 含み損とは何か。ぼくのスカパーの実際の数字で計算します
  • 含み損の株を5か月持った流れ(買った日から手放した日まで)
  • 含み損は何か月待つのか。ぼくが「12月まで」と決めて、守れなかった話
  • 塩漬け株とは何か。ぼくの株が塩漬けになった理由
  • −8%で切っていれば35,600円。待った代金は約22.7万円

数字は、SBI証券の画面(ポートフォリオ・取引報告書・当日約定一覧・実現損益詳細)で確かめたものです。

損益は税金を引く前の金額です。

目次 非表示

  1. 結論:含み損のスカパーを5か月持ち、−26万円で手放した
  2. 含み損とは?買った値段と今の値段の差、売るまで確定しない損
  3. スカパーの5か月:買った日から、含み損のまま手放した日まで
  4. 含み損は何か月待つ?ぼくは「12月まで」と決めて、守れなかった
  5. 含み損のまま保有し続ける株は、損のほかにもお金がかかっていた
  6. 塩漬け株とは?ぼくのスカパーが塩漬けになった理由
  7. −8%で切っていたら35,600円、5か月待った代金は約22.7万円
  8. 含み損を気にしないのは大丈夫?ぼくは「見ないふり」をしていた
  9. 含み損が確定した日:実現損益は−26万円、でも残高はそのぶん減らなかった
  10. ぼくの答え:何か月待つかではなく、買った日に逆指値を入れる
  11. 含み損の株を持っている人へ
  12. よくある質問
  13. 含み損は売るまで確定しない、待つ期限を先に決めておこう

結論:含み損のスカパーを5か月持ち、−26万円で手放した

本物の画面:SBI証券「実現損益詳細」・10/26 スカパーJSAT 売却 −263,080円に赤枠と「5か月の答え」

先に結論です。

  • 含み損とは:持っている株の「今の値段」と「買った値段」の差。売るまでは確定しない損
  • 持った期間:2026年5月25日に買って、10月26日に手放した。約5か月(154日)
  • 含み損がいちばん大きかった画面:10月12日の朝、−265,442円(−59.65%)
  • 手放した理由:別の株(太陽誘電)の損で、口座のお金が足りなくなった。予定より早かった
  • −8%で切っていたら:損は35,600円で済んでいた

待っている間に、含み損は小さくなりませんでした。増えていきました。

ここから、含み損とは何かを先に説明して、そのあとスカパーの5か月を、買った日から順番に書きます。

待った理由も、待てなくなった理由も、全部です。

含み損とは?買った値段と今の値段の差、売るまで確定しない損

含み損(ふくみぞん)とは、持っている株が、買った値段より下がっているときの差額です。

まだ売っていないので、損は確定していません。

言葉だけだと分かりにくいので、ぼくのスカパーの数字で計算してみます。

含み損の計算:(今の値段 − 買った値段)× 株数

図:含み損とは=今の値段1,849円−買った値段4,450円×100株=−260,100円/画面は−265,442円・差は信用の諸経費

ぼくは5月25日に、スカパーを1株4,450円で100株買いました。信用取引です。

10月12日の朝、株価は1,849円でした。含み損の計算は、こうなります。

  • (1,849円 − 4,450円)× 100株 = −260,100円

ところが、SBI証券の画面に出ていた含み損は−265,442円でした。

差の5,342円は、信用取引の金利などの諸経費です。

SBI証券は、信用で買った株の含み損から、こうした費用を引いて出しています。現物の株なら、値段の差だけです。

含み損益とは:含み益と含み損をまとめた呼び方

含み損益(ふくみそんえき)は、含み益と含み損をまとめた言い方です。プラスなら含み益、マイナスなら含み損。

SBI証券の画面では「評価損益」と書かれている所もあります。中身は同じです。

ぼくは、この評価損益の数字だけを見て、口座全体の成績を11か月まちがえていました。

その話は「評価損益とは?SBIの−13万円を11か月まちがえた57歳」に書いています。

この記事では、1本の株の含み損に話をしぼります。

現物と信用取引で、含み損の重さはちがう

同じ含み損でも、現物の株と、信用取引で買った株では重さがちがいます。

現物の株信用取引で買った株
含み損の出し方値段の差だけ値段の差から金利などを引く
返す期限ないある(ぼくは6か月)
金利かからない持っている間ずっとかかる
含み損が増えると画面の数字が増えるだけ新しく買える金額が減る。下がりすぎると追証

信用取引の含み損は、保証金(信用取引の担保のお金)から引かれます。

だから、含み損が大きくなるほど、ほかの株を買う余裕がなくなります。

下がりすぎると、追加のお金を入れるよう求められます(追証)。

ぼくは5月に一度、追証を受けています。

そのときの話は「追証とは?SBI証券で追証が来た57歳が、損切り13万円で解消した実録」に書きました。

株の含み損は、売るまで「確定」しない

含み損は、売らないかぎり確定しません。株価が戻れば、含み損は小さくなります。買った値段を超えれば、含み益に変わります。

だから、待てます。「まだ負けたわけじゃない」と思えるからです。

この「まだ確定していない」が、ぼくが5か月待てた理由でした。

含み損とは、売るまで確定しない損。だからこそ、いつまでも待ててしまう損です。

スカパーの5か月:買った日から、含み損のまま手放した日まで

ぼくのスカパーは、買った2日後から下がり始め、5か月で半分以下になりました。その間、ぼくは一度も売りませんでした。

図:スカパーの5か月の値段の線・5/25 買値4,450円・5/27 4,720円・6/1 −8%割れ・7/10 2,530円・10/12 1,849円・10/13 現引き・10/26 1,873.2円で手放した

時間の順に書きます。

5月25日:上がっている途中で、4,450円で買った

スカパーは、前に2,000円台のころから売ったり買ったりして、うまくいっていた銘柄でした。

ぼくの中では「相性のいい株」です。

5月25日、上がっている途中で、信用取引で100株を買いました。1株4,450円、445,000円ぶんです。

6か月で返す決まりの、制度信用でした。

買った理由を、8月にぼくはこう書いています。

ぼく

この銘柄は上昇している時に利益を出した銘柄なので、下がってもきっと上がるという、意味不明な思いこみでこの有様です。

株価がいちばん高かったのは、買った2日後の5月27日、4,720円です。そこから下がり始めました。

6月1日:買値の−8%を割った、ここで切れば35,600円

4,450円の−8%は、4,094円です。株価は6月1日に、この値段を割りました。

ここで売っていれば、損は35,600円でした(値段の差だけ。手数料・金利は別)。

でも、ぼくは売りませんでした。そもそも、この時のぼくには「−8%で切る」という決まりがありませんでした。

自分で売り買いのルールを作り始めたのは、この約1か月後です。

いちばん小さな損で終われたのは、この日でした。でも、ぼくは何も考えていませんでした。

夏:下がって、下がって、下がって

6月、7月と、株価は下がり続けました。7月10日には2,530円。含み損は約19万円になっていました。

このころの気持ちは、9月にXに書いたとおりです。

ぼく

いやいや、大丈夫。俺のスカパーは大丈夫。下がって、下がって、下がって。もう、損切りしにくい状態になりました。

8月24日、含み損は−229,160円。買値から約50%下がっていました。

そのときのぼくのメモには「切るに切れずです」「ずるずる持ってしまったのが原因です」とあります。

8月28日:実験を始めた日、もう約−25万円の含み損だった

8月28日、ぼくは元手約70万円で「57歳の会社員が、AIを使って株で月50万円を目指す」実験を始めました。

毎月1日に、運用報告を出しています。

その時点で、スカパーはもう約25万円の含み損でした。実験より前に抱えていた含み損です。

9月8日のSBIの画面では−244,582円。9月30日は株価2,002円で−249,698円(−55.50%)。

待っても、少しずつ増えていきました。

図:含み損の推移の棒・8/24 −229,160円・9/8 −244,582円・9/30 −249,698円・10/12 −265,442円・10/14 −262,200円・10/26 確定 −263,080円

10月12日:含み損は−265,442円(−59.65%)

10月12日の朝、SBI証券のポートフォリオを開きました。ぼくが画面を撮った中で、いちばん大きい含み損です。

本物の画面:SBI証券のポートフォリオの信用の欄・10/12・スカパーJSAT 建単価4,450円・現在値1,849円・−265,442円・−59.65%に赤枠

買値の4,450円に対して、株価は1,849円。半分どころか、4割ほどの値段になっていました。

信用で買った株には、返す期限があります。スカパーの期限は11月24日でした。

期限までに決めなければ、翌日の朝に証券会社が売ります。

10月13日:返済期限の前に、含み損のまま現引きした

返済期限が近づいて、ぼくの前には3つの道がありました。

終わらせ方何が起きるか
返済売り株を売って、借りたお金を返す。約26万円の損が確定する
現引き代金を払って、株を現物として受け取る。含み損は残る
何もしない期限の翌営業日の朝、証券会社がそのときの値段で売る

ぼくが選んだのは、真ん中の現引きでした。

10月5日の記事で、ぼくは「期日までに、損切りするのか、どうするのかを決めます」と書いていました。

決めた答えが、現引きです。

ただ、現引きは、期日という「決める日」を自分で外すことでもありました。現物には期限がありません。

いつまででも待てる形に、自分でしたわけです。

10月13日、ぼくはスカパーを「現引き」しました。

現引きとは、信用で買った株の代金を払って、自分の株(現物)にすることです。

払ったのは450,342円。株の代金445,000円に、金利などの諸経費5,342円を足した額です。

本物の画面:現引きのあとのポートフォリオ・10/14・取得単価4,504円にオレンジの枠・損益−262,200円に赤枠

現物になって、返済期限と金利はなくなりました。でも、含み損は消えません。

10月14日の株価は1,882円で、含み損は−262,200円(−58.21%)でした。

取得単価は、諸経費のぶん4,504円に上がっています。

現引きのくわしい中身は「現引きで含み損の信用買いを現物に、SBIで払った45万円の内訳」に書いています。

10月26日:予定より早く、1,873.2円で手放した

そして10月26日の朝、ぼくはスカパー100株を1,873.2円で売りました。187,320円です。

本物の画面:SBI証券の株アプリの当日約定一覧・10/26・スカパーJSAT 現売 100株 1,873.2円の行に赤枠・ほかの銘柄は隠している

SBI証券の実現損益(売って確定した損益)では、−263,080円。

現引きで払ったお金と、売ったお金の差だけなら−263,022円です。買値の4,450円から見ると、約−58%でした。

売った日の気持ちは、一言です。

ぼく

こんな形で売却になるとは、思わなかった。

5か月で、含み損は一度も小さくならないまま、そのまま損として確定しました。

含み損は何か月待つ?ぼくは「12月まで」と決めて、守れなかった

含み損の株を何か月待つか。ぼくは、現引きした日に「12月ごろまで」と決めていました。

でも、その前に手放すことになりました。

決めた理由と、守れなかった理由を書きます。

現引きの日に決めたこと:TOPIXの入れ替えのあと、12月ごろまで様子を見る

現引きをした10月13日、ぼくには1つの理由がありました。TOPIX(東証株価指数)の入れ替えです。

日本取引所グループは、2026年10月30日に、TOPIXの初回の定期入替を行いました。

公表された資料では、スカパーは10月30日時点の構成銘柄に載っていて、比重を下げていく「移行措置銘柄」には入っていませんでした(日本取引所グループの資料より・2026年10月14日確認)。

入れ替えに合わせて、スカパーの値段が上がればいい。

薄い期待です。入れ替えが終わるまで様子を見て、12月ごろまでは持つつもりでした。

売る日も、売る値段も、決めていませんでした。

入れ替えの4日前に、手放すことになった

ところが、10月23日。ぼくは別の株、太陽誘電で−254,622円の損を出しました。

その損の精算で、口座のお金が足りなくなりました。だから、10月26日の朝、スカパーを売りました。

TOPIXの入れ替えの4日前です。

正直に書くと、そのときのぼくは、証券会社からの連絡を「追証」だと思い込んでいました。

実際は「預り金不足」という別のものでした。

この日のくわしい流れは「預り金不足とは?SBIで追証だと思いスカパーを売った57歳」に書いています。

太陽誘電を売った日のことは「太陽誘電の株価が下落した理由は?急落の日に損切りした57歳」に書きました。

「何か月待つか」は、ぼくには決められなかった

ぼくは「12月まで」と決めていました。でも、待つ期間を決めたのは、ぼくではありませんでした。

別の株の損と、口座のお金の都合です。

ぼくの5か月は、自分で決めた5か月ではありませんでした。

含み損の株を何か月待つかは、株価だけでは決まりません。ほかの株や口座のお金の都合で、待てなくなる日が来ます。

ぼくの意見ですが「何か月待つか」を考え始めた時点で、もう遅いのだと思います。その話は、この先の節でもう一度書きます。

何か月待つかを決めても、守れるとはかぎらない。これが、5か月待ったぼくの答えです。

含み損のまま保有し続ける株は、損のほかにもお金がかかっていた

含み損のまま株を持ち続けると、損は増えるか減るかだけ、と思っていました。

実際には、損のほかにも払っていたものがありました。

図:含み損のまま持ち続けて払ったもの3つ=①信用の金利4,847円 ②現引きで450,342円が動かせない ③10/26 手放す日を選べなかった

1つ目:信用取引の金利、142日で4,847円

信用で買った株は、持っている間ずっと金利がかかります。

スカパーは、5月25日から現引きの日まで142日ぶんで4,847円でした。

株価がまったく動かない日も、この金利は毎日増えていきます。

2つ目:45万円が、この株から動かせなくなった

10月13日の現引きで、ぼくは450,342円を払いました。翌日のスカパーの評価額は188,200円です。

払ったお金の半分以上が、含み損として消えている株です。

現物にしたので期限はなくなりましたが、そのぶん、口座で動かせるお金は減りました。

3つ目:お金が足りない日に、手放す日を選べなかった

そして10月26日。太陽誘電の損でお金が足りなくなったとき、ぼくはスカパーを売ることになりました。

「TOPIXの入れ替えのあとに」と決めていた日を、自分で選べませんでした。

含み損の株を持ち続けることは、タダで待つことではありませんでした。

アニメ風の絵:漬物の瓶の中で、下向きのグラフのカードが塩漬けになっている。手が瓶のふたを開けようか迷っている

塩漬け株とは?ぼくのスカパーが塩漬けになった理由

塩漬け株とは、株価が大きく下がって、売るに売れず、持ったままになっている株のことです。

ぼくのスカパーは、まさにこれでした。

なぜ塩漬けになったのか。ぼくの側の理由を書きます。

塩漬け株とは:損を確定させたくなくて、持ったままになった株

「塩漬け」は、食べ物を塩に漬けて長く置いておくことから来た言い方です。

株の場合は、含み損が大きくなりすぎて、手を付けられずに置いたままの状態を指します。

含み損が小さいうちは、まだ切れます。でも、含み損が大きくなるほど、売って損を確定させるのがつらくなります。

そうして、塩漬け株になっていきます。

理由1:うまくいっていた株だから「大丈夫」と思った

いちばんの理由は、成功体験です。

スカパーは、前に売り買いしてうまくいった株でした。だから、下がっても「大丈夫だろう」。

下がったけど上がるだろう。そう思って持っていました。

これは、10月に太陽誘電でやったことと同じです。勝っていた株だから、下がっても戻ると思い込む。

ぼくは、同じことを2回やっています。

理由2:売る値段を、買う前に決めていなかった

もう1つは、売る値段を決めていなかったことです。

9月に、ぼくは自分で作ったAIの売り買いのルールに、スカパーの過去の値動きを当ててみました。

結果は、買った5月25日は「買わない」でした。

ルールでは、RSI-2という指標が10より下(売られすぎ)のときに買います。5月25日のRSI-2は92。

買われすぎの日に、ぼくは買っていました。

もちろん、あとから言えば何とでも言えます。このルールを作ったのは、スカパーを買ったあとです。

ただ、買う前に「いつ売るか」を決めていなかったことは、事実です。

会社の事情は、ぼくには言い切れない

スカパーの株価が、なぜここまで下がったのか。会社の事情は、ぼくには言い切れません。だから、この記事では書きません。

書けるのは、ぼくの側の理由だけです。成功体験で買って、売る値段を決めず、下がるたびに「大丈夫」と思っていた。

塩漬け株は、株が悪くなって生まれるだけではありません。ぼくの場合は、売る値段を決めなかったことで生まれました。

−8%で切っていたら35,600円、5か月待った代金は約22.7万円

もし6月1日に、買値の−8%で切っていたら。損は35,600円で済んでいました。

図:比べる棒・−8%で切った場合 −35,600円/実際 −263,080円・5か月待った代金 約22.7万円
損
−8%(4,094円)で切っていた場合35,600円(6月1日・計算)
実際(10月26日・1,873.2円)263,080円(SBIの実現損益)
差(5か月待った代金)約22.7万円(227,480円)

(−8%の場合は値段の差だけで、手数料・金利は別です)

実際の損は、−8%で切った場合の約7倍です。

10月の運用報告では、太陽誘電とスカパーの2本を合わせて「損切りを設定しなかった代金は約40万円」と書きました。

そのうち約22.7万円が、スカパーの5か月です。

9月の時点で、ぼくはこの失敗をこう書いています。

ぼく

仕方がないな、と。これも授業料です。

ただ、授業料にしては高すぎました。待った5か月で、損は約7倍になっています。

含み損を気にしないのは大丈夫?ぼくは「見ないふり」をしていた

「含み損は気にしない方がいい」という声もあります。ぼくの場合、気にしないでいたことは、大丈夫ではありませんでした。

正確に言うと、ぼくは気にしていなかったのではありません。毎日画面で見ていました。

見ていて、何もしなかった。見ないふりをしていた、の方が近いです。

切るに切れず、ずるずる持つ。8月のメモに書いたとおりです。

気にしないのと、見ないふりをするのは、ちがいました。

ぼくの意見ですが、含み損を気にしなくていいのは、売る値段を先に決めて、注文まで入れてあるときだけだと思います。

それなら、下がっても決めた所で自動的に売れます。画面を見て悩む必要がありません。

ぼくのスカパーは、その反対でした。売る値段も、注文もない。

だから毎日見て、毎日「まだ大丈夫」と思って、5か月が過ぎました。

含み損を気にしないでいられるのは、出口を先に決めてあるときだけ。これが、ぼくの意見です。

含み損が確定した日:実現損益は−26万円、でも残高はそのぶん減らなかった

含み損は、売った瞬間に「確定した損」(実現損益)に変わります。

ぼくのスカパーは、10月26日に−263,080円で確定しました。

ただ、ここで1つ、ややこしいことが起きました。

図:含み損と確定した損のちがい・売る前=毎日動く・税金の計算に入らない・残高にもう入っている/売ったあと=−263,080円・同じ年の利益と差し引き・もう戻らない

10月の実現損益は−42万円、そのうち−26万円がスカパー

10月に売って確定した損益は、合計−422,040円でした。そのうち−263,080円が、スカパーです。

でも、口座の残高は、そのぶん減っていません。スカパーの含み損は、8月28日に実験を始める前からありました。

残高には、もう含み損として入っていたのです。

売って確定しても、前から減っていた分が「確定」に変わっただけ。だから残高は新しく減っていません。

このつながりは、10月の運用報告で、残高の表と一緒に説明しています。

含み損のうちは、税金の計算に入らない

含み損は、売るまで税金の計算に入りません。税金に関係してくるのは、売って確定してからです。

ぼくの口座は、特定口座(源泉徴収あり)です。

この口座では、同じ年の利益と損を、証券会社が自動で差し引きしてくれます(損益通算といいます)。

10月は損を確定させたので、前に利益が出たときに引かれていた税金が戻ってきました。

10月27日と28日で、9万円ちょっとです。スカパーだけの分ではなく、10月の損全体での話です。

年をまたいだ損の扱いは、確定申告が要ります。

くわしくは「特定口座(源泉徴収あり)の確定申告と損益通算、株の損失を繰越しなかった57歳」に書いています。

含み損は、売るまで税金にも残高の計算にも「確定」しない。確定した日に、初めて数字として残ります。

ぼくの答え:何か月待つかではなく、買った日に逆指値を入れる

5か月待って、ぼくが出した答えはこれです。

何か月待つかを、下がってから考えない。買った日に、売る値段を決めて注文まで入れておく。

図:ぼくの答え=①持ち越す株・値動きの激しい株は買った直後に逆指値 ②朝の手法(デイトレ)はその日に終える

10月の運用報告に、ぼくはこう書きました。そのまま載せます。

ぼく

損切り設定をしていないので、マイナスが膨らみ、損切りできるタイミングをなくし損失を膨らませた。11月は損切りとAIトレードの力を入れる。ルール通りにやる。

11月からのルールは、こうです。

  1. 持ち越すかもしれない株と、値動きの激しい株は、買った直後に必ず逆指値を入れる
  2. 朝の手法(デイトレ)は、その日のうちに終える。売る時間を決めているので、持ち越さない

逆指値とは「この値段まで下がったら売る」と先に入れておく注文です。

株価が決めた値段まで下がれば、ぼくが画面を見ていなくても売れます。

10月28日、ぼくはソフトバンクグループを買った直後に、初めて逆指値を入れました。

そのときは利益で売れたので、逆指値は取り消しています。小さな一歩ですが、スカパーのときにはできなかったことです。

「何か月待つか」を考えるのは、売る値段を決めていなかった人です。5か月前のぼくです。

だから、次からは買った日に決めます。下がってからでは、ぼくは決められません。

含み損の株を持っている人へ

最後に、いま含み損の株を持っている人へ。

ぼくは、あなたに「売れ」とも「持て」とも言えません。その株がこの先どうなるかは、ぼくには分かりません。

ただ、もし今、あなたも同じように、

  • うまくいっていた株だから、と持ち続けている
  • 売る値段を決めないまま、何か月も待っている
  • 「あと何か月待てば戻るか」を毎日考えている

なら、一度だけ、買った値段・今の値段・自分で決めた線の3つを並べてみてほしいと思います。

ぼくは、3つ目の「自分で決めた線」がありませんでした。だから、5か月待って、約22.7万円を余計に払いました。

ぼく

同じように、含み損の株を前に何か月も迷った人がいる。それだけでも、少し楽になればうれしいです。

よくある質問

Q. 含み損とは?わかりやすく教えてください

A. 持っている株が、買った値段より下がっているときの差額です。(今の値段 − 買った値段)× 株数で出します。

ぼくのスカパーは、10月12日に(1,849円 − 4,450円)× 100株で約−26万円でした。

売るまでは確定しない損です。信用取引の株は、SBI証券では金利などの諸経費も引いて表示されます。

Q. 含み損は何か月待つのがいいですか?

A. ぼくには答えられません。

ぼくは「12月ごろまで」と決めていましたが、別の株の損で口座のお金が足りなくなり、5か月で手放しました。

待つ期間は、株価だけでなく、ほかの株や口座のお金の都合でも変わります。

ぼくは、何か月待つかより、買った日に売る値段を決める方を選びました。

Q. 塩漬け株はどうするのがいいですか?

A. 売るか持つかは、すすめられません。

ぼくは塩漬けのスカパーを、信用の返済期限の前に現引きして現物にし、そのあと手放しました。

現引きしても含み損は消えず、まとまったお金が株から動かせなくなりました。

どうするにしても「いつ」「いくらで」を自分で決めておくことが大事だと、ぼくは思っています。

Q. 塩漬け株とは?

A. 株価が大きく下がって、売るに売れず、持ったままになっている株のことです。

含み損が大きくなるほど、損を確定させるのがつらくなって、手を付けられなくなります。

ぼくのスカパーは、買値から約−58%で5か月持ったままでした。

Q. 塩漬け株は何年くらい持つものですか?

A. 何年がよいかは、ぼくには言えません。ぼくのスカパーは、5月25日に買って10月26日に手放したので、約5か月でした。

期間を決めても、ほかの株の損や口座のお金の都合で、その前に手放すことがあります。

ぼくは、期間より先に「いくらまで下がったら売るか」を決めることにしました。

Q. 株の含み損を売らないで放置すると、どうなりますか?

A. 売らないで置いておくと、株価が戻れば含み損は小さくなり、下がれば大きくなります。ぼくの場合は、戻らないまま含み損が増えました。

信用取引なら、持っている間ずっと金利がかかり、返す期限も来ます。

ぼくは142日で金利4,847円を払い、期限の前に現引きしました。

Q. 含み損を気にしないのは大丈夫ですか?

A. ぼくの場合は、大丈夫ではありませんでした。毎日画面で見ていたのに、何もしない5か月でした。

ぼくの意見ですが、気にしなくていいのは、売る値段を先に決めて注文まで入れてあるときだけだと思います。

Q. 含み損は税金に関係ありますか?

A. 含み損のうちは、税金の計算に入りません。売って損が確定すると、同じ年の利益と差し引きされます。

特定口座(源泉徴収あり)なら、証券会社が自動でやってくれます。年をまたいで損を持ち越すには、確定申告が要ります。

Q. 持っている株が含み損だらけのときは?

A. まず、口座全体の数字を見てください。

ぼくの10月12日の口座は、信用の欄が約−27万円でしたが、現物の欄は約+14万円でした。

含み損は画面に長く残るので、全体より悪く見えやすいです。口座全体で増えたか減ったかは、残高と入れたお金を比べて見ます。

含み損は売るまで確定しない、待つ期限を先に決めておこう

含み損とは、持っている株の「今の値段」と「買った値段」の差です。売るまで確定しないので、いつまでも待ててしまいます。

ぼくはスカパーを5月25日に4,450円で買い、含み損のまま5か月持ちました。

6月1日に−8%で切っていれば35,600円。実際は、10月26日に1,873.2円で手放して−263,080円。

待った代金は約22.7万円です。

「12月まで」と決めた待ち方も、別の株の損でお金が足りなくなって、守れませんでした。

塩漬け株になったのは、成功体験で買って、売る値段を決めていなかったからです。

含み損の株を何か月待つかではなく、買った日に売る値段を決める。57歳、5か月の塩漬けで学んだことです。

10月にスカパーと太陽誘電で何が起きたのか、売買68回を全部出した報告は「株の運用報告(2026年10月)元手約70万円で−14万円、損切りを設定しなかった代金」に書いています。


※この記事は、筆者個人の口座の記録と意見です。特定の銘柄の売買や、信用取引・現引きをすすめるものではありません。

TOPIXの入れ替えによる株価の動きを予想するものでもありません。

株式投資は元本を失うことがあり、信用取引では口座のお金を超える損が出ることがあります。

損益はSBI証券の画面で確かめた税引前の金額です。

5月27日・6月1日・7月10日の値段は、過去の日足から計算したものです。

この先の記録は「部室」で

57歳の会社員がAIと一緒にやったことを、うまくいかなかったことも含めて、そのまま報告します。同じ立場の方は、無料で入部してください(メルマガ・Substack)。

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