Copilotエージェントの作り方、マニュアルをチャットボットにした57歳

Copilotエージェントの作り方。マニュアルをチャットボットにした57歳

この記事には広告を含みます。

会社のAI、Copilot(コパイロット)しか使えなくないですか。

ぼくの会社もそうです。使えるのは、マイクロソフトのCopilotだけ。社員には、有料のものは使わせてもらえません。

それでも、小さなチャットボットは作れました。

会社の操作マニュアル(PDF)を、自分のMacのClaude Codeで文字にして、Copilotのエージェントに入れる。 これだけです。

書いているのは57歳の会社員です。現場で機械の点検をしています。プログラミングは書けません。

ただ、うまくいったことばかりではありません。

文字数の上限があって、マニュアルはあまり入りませんでした。 それに、フォルダをそのまま読ませるのは、有料でないとできませんでした。

この記事では、Copilotエージェントの作り方を、ぼくがやった順に書きます。入らなかった所も、そのまま書きます。

写真風:家の机で、自分のノートMacに向かって作業する50代男性の手元・昼の光・白とライトグレー・顔は写さない・読める文字やロゴなし

この記事でわかること

  • Copilotエージェントの作り方(マイクロソフトの公式の手順を、2026年11月1日に確かめた)
  • 会社はCopilotだけ。それでも、PDFのマニュアルを小さなチャットボットにした流れ(図つき)
  • 無料のCopilot Chatと、有料の違い。有料でないとフォルダが読めない話
  • 文字数の上限。入らなかった所と、小さく分けるやり方
  • 会社でAIを使うとき、ぼくが絶対にしないこと

数字やできることは、マイクロソフトの公式の説明です(2026年11月1日に確かめました)。

画面や決まりは変わることがあります。あなたの会社で同じようにできるかは、会社の契約と決まりによります。

目次 非表示

  1. 結論:Copilotエージェントの作り方は「文字にして入れる」だけ、小さなチャットボットはできた
  2. 会社で使えるのはCopilotだけ、だから自分のMacでできることをやっている
  3. 新しいツールが入るたび、操作が面倒だった
  4. Copilotエージェントとは?何ができるかを先に確かめた
  5. PDFのマニュアルを、自分のMacのClaude Codeで文字にした
  6. Copilotエージェントの作り方、指示の欄に文字を入れた
  7. 文字数の上限で、マニュアルはあまり入らなかった
  8. 無料のCopilot Chatと有料の違い、有料でないとフォルダは読めない
  9. 入らない分は、小さく分けて作った
  10. Copilotエージェントの活用事例、ぼくは操作マニュアルのチャットボット
  11. 都合の悪いこと:入らない・フォルダは読めない・会社しだい
  12. 反省と、ぼくの意見
  13. あなたの会社でCopilotエージェントを作るなら
  14. よくある質問
  15. Copilotエージェントは、マニュアルを文字にして小さく作ってみよう

結論:Copilotエージェントの作り方は「文字にして入れる」だけ、小さなチャットボットはできた

先に、答えを書きます。

Copilotのエージェントは、無料の側でも作れました。入れたのは、マニュアルを文字にしたものです。

図:3段の流れ。①PDFのマニュアル(会社で扱ってよいもの)→②自分のMacのClaude Codeでmdの文字に→③会社のCopilotのエージェントに入れる→小さなチャットボット

流れは3段です。

  1. 会社で扱ってよい、操作のPDFマニュアルを用意する
  2. 自分のMacで、Claude Code(クロード・コード)に読ませて、文字だけのファイル(md)にする
  3. 会社のCopilotで「エージェント」を作り、その文字を入れる

できたのは、マニュアルの中身について聞くと答えてくれる、小さなチャットボットです。

ただし、いいことばかりではありません。

ぼくの場合
できたこと操作のマニュアルについて答える、簡単なチャットボット
できなかったことマニュアルを全部入れること(文字数の上限)
有料でないとできないことフォルダ(SharePoint・OneDrive)を読ませる、ファイルをアップロードする

大きな仕組みは作れません。でも、1つのツールの操作を聞ける窓口なら、無料の側でも作れます。

ここから、なぜこれを作ったのか、どう作ったのか、何が入らなかったのかの順に書きます。

会社で使えるのはCopilotだけ、だから自分のMacでできることをやっている

ぼくの会社で使えるAIは、マイクロソフトのCopilotだけです。

だから、会社のPCではClaude Codeなどは使っていません。自分のMacで、できることをやっています。

Copilot(コパイロット)は、マイクロソフトのAIです。Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsと同じ、マイクロソフトの仲間です。

会社のアカウントで入ると、Copilotのアプリや、OutlookやTeamsの中から使えます。WordやExcelの中で使えるかどうかは、会社の契約しだいです。

Microsoft Copilotの公式の画像:まん中にCopilotのマーク、まわりにWord・Excel・PowerPoint・Outlook・Teams・OneDriveのアイコン
画像:Microsoft Copilot 公式サイトより

前の記事で、写真68台をエクセルの台帳にした話を書きました。

そこでCopilotも試して、その仕事では「ぼくには使えなかった」と書きました。

それでも、会社のPCで使えるAIは、Copilotだけです。だから、Copilotでもできる小さなことは、やっています。

この記事は、その1つです。

この節では、会社で気をつけていることと、自分のMacでやっていることを書きます。

会社で気をつけていること:顧客の情報は絶対に入れない

先に、いちばん大事なことを書きます。

顧客の情報は、絶対にAIに入れません。重要な情報も入れません。

ぼくがAIで気をつけているのは、ここだけです。でも、ここだけは絶対です。

お客様の名前、住所、機械の場所。会社の中の数字。こういうものは、Copilotにも、自分のMacのAIにも入れません。

図:入れるもの・入れないもの。入れない=顧客の情報・重要な情報(赤茶の×)/入れる=会社の決まりで扱ってよい操作のマニュアルだけ(深緑の○)

自分のMacでやっていること:便利ツール・報告書・マニュアル

自分のMacでClaude Codeを使ってやっているのは、3つです。

  • エクセルの便利ツールを作る
  • 点検報告書を作る
  • 簡単なマニュアルを作る

どれも、ぼくが日本語で「こんなのが欲しい」と頼んで作ります。プログラミングは書いていません。

図:会社のPCと自分のMac。会社のPC=Copilotだけ/自分のMac=Claude Codeで、エクセルの便利ツール・点検報告書・簡単なマニュアル。間に「顧客の情報・重要な情報は入れない」の線

会社ではCopilotだけ。自分のMacでは、できることをやる。この分け方で、AIを仕事に使っています。

新しいツールが入るたび、操作が面倒だった

きっかけは、会社のツールです。ツールが新しくなったり、新しく入ったりするたびに、操作が面倒でした。

会社では、外の会社のツールや、自社のツールを使っています。それが新しく更新されたり、新しいツールが入ったりします。

そのたびに、操作を覚え直します。ボタンの場所が変わる。手順が変わる。

PDFの解説マニュアルは、あります。でも、PDFを開いて、知りたい所を探して、読む。これが毎回、面倒です。

図:前のやり方。ツールが更新される→操作がわからない→PDFのマニュアルを開く→探す→読む→またわからない…の輪

マニュアルはある。でも、知りたいことにすぐたどり着けない。ここが困っていた所です。

だったら、マニュアルに聞けるようにすればいい。そう考えて、Copilotのエージェントを使いました。

Copilotエージェントとは?何ができるかを先に確かめた

作る前に、Copilotのエージェントが何なのかを確かめました。

ひと言でいうと、Copilotに「決まった仕事の指示」と「見てほしい資料」を覚えさせた、専用の窓口です。

マイクロソフトの説明では、Microsoft 365 Copilotの中の「エージェント ビルダー」で、日本語で説明しながらエージェントを作れます。

プログラミングは要りません。

ふつうのCopilotは、何でも聞ける窓口です。

エージェントは「このマニュアルのことだけ答えて」のように、役目を決めた窓口です。

Copilotエージェントで何ができるか(公式の説明)

公式の説明(2026年11月1日に確かめました)では、エージェントに入れられるものは、おもに次のとおりです。

  • 指示(エージェントにしてほしいことを書く欄)
  • 公開されているWebサイト(4つまで)
  • 自分のパソコンからアップロードしたファイル(20ファイルまで)
  • SharePoint(シェアポイント)やOneDrive(ワンドライブ)のファイルやフォルダ
  • Teamsのチャットや会議、Outlookのメールなど

この「エージェントが答えるときに見る資料」を、ナレッジと呼びます。

ただし、ここで困ったことがありました。

このうち、無料の側で使えるのは「指示」と「公開のWebサイト」だけです。 くわしくは、あとの節で書きます。

ふつうのCopilotと、エージェントの違い

ふつうのCopilotに聞くときは、毎回「このツールの話です」「この資料を見て」と説明が要ります。

エージェントは、その説明を先に覚えさせておけます。だから、聞くたびに同じ説明を書かなくてすみます。

作ったエージェントは、はじめは自分だけが使えます。

ほかの人に使ってもらうには「共有」をします(あとのよくある質問に書きました)。

エージェントは便利そう。でも、どれが使えるかは、会社の契約で決まります。

PDFのマニュアルを、自分のMacのClaude Codeで文字にした

ここからが、ぼくのやったことです。

まず、PDFのマニュアルを、自分のMacのClaude Codeで読み取って、mdファイルに文字起こししました。

なぜ文字にするのか。ぼくの会社のCopilotでは、エージェントにPDFのファイルをそのまま入れられないからです。

入れられるのは、文字です。

この節では、mdファイルとは何か、どう頼んだか、気をつけたことを書きます。

mdファイルとは:見出しと文字だけのファイル

md(マークダウン)ファイルは、見出しと文字だけのファイルです。メモ帳で開ける、ただの文字です。

PDFには、表や絵や飾りが入っています。mdにすると、文字と見出しだけが残ります。

図:PDFとmdの比べ。PDF=表・絵・飾り・ページ番号/md=見出しと手順の文字だけ。「Copilotに入れるのは、こっち」

見出しがあると、AIが「どこに何が書いてあるか」をつかみやすくなります。

Claude Codeへの頼み方

頼み方は、ふつうの日本語です。たとえば、こう頼みます。

ぼく

このPDFを読んで、操作の手順を見出しつきのmdファイルにしてください。手順は番号つきで。絵の説明や、ページ番号は要りません。

Claude Codeが、PDFを読んで、文字にしてくれます。

ぼくは、できたmdを開いて、手順が抜けていないかを目で見ます。

PDFを文字にするのは、AIの仕事。抜けがないかを見るのは、人の仕事です。

気をつけたこと:会社の決まりで扱ってよい資料だけ

ここは大事なので、もう一度書きます。

自分のMacで扱うのは、会社の決まりで扱ってよい資料だけです。

どの資料を外に持ち出してよいかは、会社によって決まりが違います。

決まりがわからないときは、使う前に会社に聞いてください。

ぼくがmdにしているのは、ツールの操作の説明書です。お客様の情報や、会社の中の数字は入っていません。

AIに頼む前に「この資料は扱ってよいか」を先に決める。順番はこれです。

Copilotエージェントの作り方、指示の欄に文字を入れた

文字ができたら、Copilotでエージェントを作ります。

ぼくがやったのは、できた文字を、エージェントの「指示」の欄にはり付けることです。

作り方そのものは、むずかしくありません。マイクロソフトの公式の手順(2026年11月1日に確かめた)は、こうです。

図:Copilotエージェントの作り方4段。①「新しいエージェント」→②「構成」で名前・説明・指示→③ナレッジ(無料の側は指示とWebだけ)→④「試してみる」で聞いてみる→作成

Copilotエージェントの作成の手順(4段)

  1. Microsoft 365 Copilotで「新しいエージェント」を選ぶ
  2. 「スキップして構成」を選ぶ(日本語で説明しながら作るやり方もあります)
  3. 名前・説明・指示を書く。ナレッジに資料を入れる(使えるものは契約しだい)
  4. 「試してみる」で質問して、答えを確かめてから作る

画面の言葉は、時期によって変わることがあります。

指示の欄に入れたもの

指示の欄には、2つを入れました。

1つ目は、エージェントの役目です。

「このマニュアルに書いてあることだけで答える。書いていないことは、わからないと答える」。

2つ目が、mdにしたマニュアルの文字です。

ぼく

あなたは、このツールの操作を説明する係です。下のマニュアルに書いてあることだけで答えてください。書いていないことは「マニュアルにありません」と答えてください。

役目を先に1行で書いて、そのあとにマニュアルの文字を入れる。これがぼくのCopilotエージェントの作り方です。

名前・説明・スターター プロンプトも書いておく

指示のほかに、名前と説明と「スターター プロンプト」の欄があります。

名前は、何のエージェントかがすぐわかるものにします。

説明は、Copilotがこのエージェントを選ぶときの手がかりにもなるので、短く正確に書くように、と公式にあります。

スターター プロンプトは、エージェントを開いたときに出てくる「聞き方の例」です。

ほかの人に使ってもらうなら、よく聞く質問を入れておくと、何を聞けばいいかがすぐわかります。

「試してみる」で確かめてから作る

名前・説明・指示を入れると「試してみる」で質問できるようになります。

ここで、マニュアルに書いてあることを聞いて、答えが合っているかを見ます。

マニュアルにないことも聞いて「ありません」と返ってくるかも見ます。

答えの出し方も選べます。公式の説明では「自動」「クイック応答」「深く考える」の3つです。

操作の手順を聞くだけなら、ふつうは「自動」のままで足ります。

名前・説明・指示には、文字数の上限がある

公式の説明では、それぞれの欄に文字数の上限があります(2026年11月1日に確かめました)。

欄上限
名前30文字
説明1,000文字
指示8,000文字

この「8,000文字」が、次の節の話につながります。

文字数の上限で、マニュアルはあまり入らなかった

ここが、都合の悪い所です。文字数の上限があって、マニュアルはあまり読み込めませんでした。

PDFのマニュアルは、何ページもあります。文字にすると、すぐに長くなります。

公式の上限では、指示の欄は8,000文字までです。マニュアルを丸ごと入れるには、足りませんでした。

図:入る量のイメージ。マニュアル全体の箱は大きい/指示の欄は8,000文字まで=入るのは一部だけ・残りは入らない(灰色)

Copilotの無料の側で、マニュアルを丸ごと覚えさせるのは、むずかしいと思ってください。

それでも、簡単なチャットボットはできます。全部は入らなくても、よく使う手順だけなら入ります。

全部は入らない。でも、よく使う所だけなら入る。ここで考え方を変えました。

無料のCopilot Chatと有料の違い、有料でないとフォルダは読めない

ぼくが気になっていたのが、ここです。「フォルダをそのまま読ませれば、文字数の上限は関係ないのでは」。

調べた結論は、フォルダ(SharePoint・OneDrive)を読ませるのは、有料でないとできない、でした。

マイクロソフトの公式の説明を、2026年11月1日に確かめました。

図:無料と有料の違いの表。行=指示/公開のWebサイト/ファイルのアップロード/SharePoint・OneDrive。列=Copilot Chat(無料)・従量課金をオン・有料ライセンス。無料の列は指示とWebだけ○

無料のCopilot Chatでできること

Microsoft 365 Copilot Chat(コパイロット・チャット)は、Microsoft 365を使っている人なら使えるAIのチャットです。

エージェントも作れます。ただし、入れられるのは「指示」と「公開のWebサイト」だけです。

できること無料のCopilot Chat
指示(8,000文字まで)できる
公開のWebサイト(4つまで)できる
自分のパソコンからファイルをアップロードできない
SharePoint・OneDriveのファイルやフォルダできない
Teams・Outlookのメールできない

もう1つ、会社の設定によっては、エージェントを作る画面そのものが使えないこともあります。

有料ライセンスと従量課金でできること

有料のMicrosoft 365 Copilotのライセンスがあると、ファイルのアップロードや、SharePoint・OneDriveも使えます。

もう1つ、ライセンスを買わずに、会社が「従量課金」をオンにするやり方もあります。

使った分だけ払う形で、単位は「Copilotクレジット」です。

公式の料金表(Copilot Studio)では、会社のデータを探して答えると1回10クレジット、AIが文章で答えると2クレジットです。

ただし、指示と公開の情報だけのエージェントは、従量課金の会社でも無料で使えるとされています。

Copilotエージェントのナレッジの上限(有料の側)

参考までに、有料の側で入れられるナレッジの上限も書いておきます(公式・2026年11月1日)。

ナレッジ1つのエージェントで
公開のWebサイト4つ
SharePointのファイル・フォルダ・サイト100ファイル
OneDriveのファイル50ファイル
自分のパソコンからアップロード20ファイル(PDFやWordは1つ512MBまで・エクセルは30MBまで)

従量課金は、だれが決める?

従量課金をオンにするのは、会社の管理者です。

公式の説明では、Azure(アジュール)の契約と、Microsoft 365の管理センターでの請求の設定が要ります。

社員が自分でオンにするものではありません。使いたいなら、会社の担当の人に相談することになります。

ぼくの会社では、社員には有料のものは使わせていません。だから、ぼくが使えるのは無料の側です。

フォルダを読ませたいなら、有料か従量課金が要る。これが調べてわかった答えです。

入らない分は、小さく分けて作った

全部が入らないなら、どうするか。ぼくの答えは、1つのエージェントに、1つのツールの、よく使う所だけを入れることでした。

公式の説明にも、渡す資料の中身は簡潔に、とあります。長いものを無理に入れるより、短いものを入れる方がいいと思います。

図:小さく分ける。大きなマニュアル1つ→ツールAのエージェント/ツールBのエージェント。入れる前に削るもの=目次・絵の説明・ページ番号・あいさつ文

入れる前に削るもの

mdにしたあと、Claude Codeにもう一度頼んで、削ります。

  • 目次
  • 絵の説明(「図3のように」など)
  • ページ番号
  • あいさつや、注意書きのくり返し

残すのは、操作の手順だけです。これだけで、文字はかなり減ります。

1つのツールに、1つのエージェント

ツールが2つあるなら、エージェントも2つに分けます。1つに全部まとめようとすると、8,000文字にすぐぶつかります。

大きく作らない。小さく分ける。無料の側では、これがいちばんのコツだと思います。

Copilotエージェントの活用事例、ぼくは操作マニュアルのチャットボット

ぼくの活用事例は、1つです。ツールの操作がわからないとき、PDFを探す代わりに、エージェントに聞きます。

聞き方は、ふつうの日本語です。たとえば、こんな形です。

ぼく

○○の画面で、登録をやり直すにはどうすればいい?

エージェントは、入れたマニュアルの文字から、手順を答えます。

マニュアルにないことは「マニュアルにありません」と返すように指示しています。

図:今の使い方。わからない→エージェントに聞く→手順が返る→PDFで確かめる(大事な操作のとき)。前の「PDFを開いて探す」より短い

Copilotエージェントの使い方で気をつけていること

答えをそのまま信じすぎないようにしています。大事な操作のときは、元のPDFでも確かめます。

それに、ツールが更新されたら、マニュアルも新しくなります。そのときは、mdを作り直して、入れ直します。

エージェントは、PDFを探す手間を減らすもの。最後に確かめるのは、人です。

都合の悪いこと:入らない・フォルダは読めない・会社しだい

ここまで、できたことを書きました。でも、都合の悪いことも3つあります。

最後に、もう1つ気をつけることも書きます。大きな仕組みを期待すると、がっかりすると思います。

図:都合の悪いこと3つ。①文字数の上限であまり入らない/②無料の側ではフォルダもファイルも読めない/③作れるかどうかは会社の契約と設定しだい

1つ目。文字数の上限があって、マニュアルはあまり入りません。ぼくの体感では「あまり読み込めない」です。

2つ目。無料の側では、フォルダもファイルも読ませられません。フォルダを読ませるのは、有料ライセンスか従量課金の側です。

3つ目。そもそも作れるかどうかは、会社の契約と設定しだいです。

ぼくの会社でできたから、あなたの会社でもできるとは言えません。

もう1つ、これは当たり前のことですが、書いておきます。エージェントが答えられるのは、入れた文字の中のことだけです。

ツールが更新されて、マニュアルが新しくなっても、入れた文字は古いままです。古い文字のままだと、答えも古いままになります。

マニュアルが変わったら、入れ直す手間はかかります。

できるのは、小さなチャットボットまで。そこを知ったうえで使えば、十分に役に立ちます。

反省と、ぼくの意見

正直に書くと、最初は「マニュアルを全部入れれば、何でも答えてくれる」と思っていました。実際は、全部は入りませんでした。

ぼくの意見ですが、会社がCopilotだけでも、できることはあります。

大きなことはできなくても、毎日の「ちょっと面倒」を1つ減らすくらいなら、無料の側でもできます。

それから、AIで何をするかより先に、何を入れないかを決める方が大事だと思っています。顧客の情報は絶対に入れない。

重要な情報は入れない。これを決めてあるから、安心して使えます。

アニメ風の絵:厚い紙のマニュアルのページが吹き出しになって、手に持ったスマホのチャットへ飛んでいく

会社のルールを守ったまま、自分にできる小さなことから。ぼくはそれで十分だと思っています。

あなたの会社でCopilotエージェントを作るなら

あなたの会社でも作ってみたいなら、順番は3つです。

  1. 会社の決まりで、AIに入れてよい資料かを先に確かめる
  2. 1つのツールの、よく使う手順だけを文字にする
  3. 指示の欄に、役目の1行と、その文字を入れて「試してみる」で聞いてみる

顧客の情報と、重要な情報は入れない。これだけは守ってください。

ぼくが自分のMacのClaude Codeで、写真68台をエクセルの台帳にした話は、こちらに書いています。

「Copilotでは使えなかった」と書いた理由も、そこにあります。

写真をエクセルに変換するAI、銘板68台の打ち込みが丸1日→10分

よくある質問

Copilotエージェントは無料で作れる?

無料のCopilot Chatでも、作れます(会社の設定しだい)。

ただし、入れられるのは「指示」と「公開のWebサイト」だけです。

ファイルやフォルダを入れるには、有料ライセンスか、会社の従量課金が要ります(公式・2026年11月1日)。

Copilotエージェントとは?

Copilotに、決まった仕事の指示と資料を覚えさせた、専用の窓口です。

ふつうのCopilotは何でも聞けますが、エージェントは役目を決めて使います。

Copilotエージェントで何ができる?

指示どおりに答える、決めたWebサイトを見て答える、などです。

有料の側なら、SharePoint・OneDriveのファイル、Teamsの会話、Outlookのメールも見て答えられます。

ぼくは、操作マニュアルについて答えるチャットボットに使っています。

Copilotエージェントのナレッジとは?

エージェントが答えるときに見る資料のことです。

Webサイト、アップロードしたファイル、SharePointやOneDriveのファイルなどです。

無料の側で使えるナレッジは、公開のWebサイトだけです。

SharePointのフォルダをCopilotエージェントに読ませられる?

有料のMicrosoft 365 Copilotのライセンスか、会社の従量課金が要ります。

公式の説明には、ライセンスのない人だと答えが返らない、という注意もあります。

mdファイルをそのままアップロードできる?

公式の表(2026年11月1日)でアップロードできる形は、Word・PDF・PowerPoint・テキスト(.txt)・エクセルです。

mdは表にありません。そもそもアップロードは、有料か従量課金の側の機能です。

ぼくは、mdの中身の文字を指示の欄に入れています。

PDFをそのままCopilotに入れればいいのでは?

有料の側なら、PDFをファイルとしてアップロードできます(1つ512MBまで・20ファイルまで)。

無料の側ではアップロードができないので、ぼくは文字にして入れています。

Copilotエージェントの作成の例やコツは?

ぼくの例は、操作マニュアルのチャットボットです。コツは3つです。

役目を1行で先に書く。1つのツールに1つのエージェント。

目次や絵の説明は削って、手順だけを入れる。

テンプレートから作ることもできる?

公式の説明では、エージェント ビルダーにテンプレートがあり、そこから作ることもできます。

テンプレートには、説明や指示があらかじめ入っています。

会社のPCでClaude Codeを使えばいいのでは?

ぼくの会社では、使えるAIはCopilotだけです。だから、会社のPCではClaude Codeを使っていません。

会社で何が使えるかは、会社の決まりに従ってください。

Copilotエージェントは共有できる?

できます。公式の説明では、作ったエージェントは、はじめは自分だけのものです。

「共有」から、同じ会社の人を「チャットできる」か「編集できる」で追加します。

ただし、会社の管理者が共有を止めていることもあります。

それに、入れた文字は、共有した人がエージェントに聞けば答えに出てきます。

だから、共有する前にも「入れてよい資料か」をもう一度確かめてください。

Copilot Studioとの違いは?

エージェント ビルダーは、Copilotの中で手軽に作る道具です。

公式の説明では、外のサービスとつなぐ「アクション」を作ることはできず、それをやるならCopilot Studio(コパイロット・スタジオ)に移して作ります。

ぼくが使っているのは、手軽な方だけです。

お金はかかる?

ぼくの会社では、社員は有料のCopilotを使っていません。自分のMacで使っているClaude Codeは、有料です。

Copilotエージェントは、マニュアルを文字にして小さく作ってみよう

  • 会社で使えるAIはCopilotだけ。社員には有料は使わせない会社でも、Copilotのエージェントは作れた
  • 作り方は、PDFのマニュアルを自分のMacのClaude Codeでmdの文字にして、エージェントの指示の欄に入れる
  • 指示の欄は8,000文字まで。マニュアルはあまり入らない。1つのツールの、よく使う手順だけを入れる
  • 無料のCopilot Chatで入れられるのは、指示と公開のWebサイトだけ。フォルダ(SharePoint・OneDrive)とファイルのアップロードは、有料か従量課金
  • 顧客の情報は絶対に入れない。重要な情報も入れない。扱うのは、会社の決まりで扱ってよい資料だけ

ぼくは57歳で、プログラミングは書けません。

それでも、毎日の「操作がわからない」を、小さなチャットボットで1つ減らせました。

(この記事は、筆者個人の仕事の記録です。AIの使い方は、必ずお勤め先のルールに従ってください。Copilotの機能や上限は2026年11月1日にマイクロソフトの公式の説明で確かめたもので、変わることがあります)

参考(マイクロソフト公式・2026年11月1日に確かめた):

この先の記録は「部室」で

57歳の会社員がAIと一緒にやったことを、うまくいかなかったことも含めて、そのまま報告します。同じ立場の方は、無料で入部してください(メルマガ・Substack)。

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