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- Web3.0について知りたい?
- Web2.0とWeb3.0では何が違うの…
- 初心者でも理解できるように解説してほしい!
そんな疑問にお答えします。
Web3.0とWeb2.0では思想と概念が全く違います。「中央集権と分散型」真逆の発想です。
一言でいえば、「Web3.0サービスは全くの別物」だと思ってください。
なので、この記事はWeb3.0をできるだけ分かりやすく解説した記事になります。
初心者でも理解できるようにしてます。
この記事をかいている私は自称「サラリーマン仮想通貨オタク」で2016年から暗号資産(仮想通貨)をやってます。最近ではDeFiなんかもやってて、最新テクノロジーオタクでもあり、今はNFTにはまってます。
Web1.0・Web2.0〜Web3.0への移行
Web1.0からWeb3.0までの変化を理解しましょう。
インターネットが一般的に使われるようになり、どんな変化をしたのか?
- Web1.0 :read(読む)
- Web2.0: read+Write(読む、情報を書く)
- Web3.0 :read+Write+Own(読む、情報を書く、情報は自分で管理できる)
上記図解で分かるように、Web3.0では「読み・書く」に加えて自分の「情報は自分が所有できる」ようになったことが大きな変化といえます。
次は個別に解説するね…
Web1.0とは「ホームページの時代」
Web1.0は一方通行のインターネットの時期です。
情報を発信できる人は一部の人だけで、情報を見ることが一般的な使われかたで、個人が情報発信することはできませんでした。
今で言うWebサイトは「ホームページ」と呼ばれていて、処理速度も極めて遅く画像の表示にも時間がかかってしまうので、コンテンツはテキストが中心です。
簡単にいえば…
Web1.0は情報は見るもの。
具体的には…
ホームページやメールに使われていた。
- 1991年〜2004年のころまで
- 読み取り専用
- テキストなどの静的コンテンツ
- 情報発信者は、ごく一部の人
- 一方通行のインターネット
- ユーザーのデバイスはパソコン
この頃は電話回線をつかってインターネットに接続していました。
電話料金もかなりかかっていたみたいです!
Web2.0とは「SNS・クラウドの時代」
Web2.0はSNSによる双方向のコミュニケーションの時代です。
もっと言えばSNSプラットホーマーのGAFAが支配する時代です。
Web2.0とWeb1.0で違いは
簡単に言えば…
動画や画像がストレスなく配信でき、双方向のコミュニケーションができるようになったことです。
具体的には…
YouTubeやTwitterやインスタグラムが代表的なサービスですね。
最近は多くの人がテレビを見なくなり、SNSやYouTubeにその時間を奪われました。
- 2005年〜2020年「現在の主流」
- SNS・クラウドの時代
- 双方向のコミュニケーション
- プラットホーム経済でGAFAの時代「市場を独占」
- 画像・動画を個人が配信ができる
- ユーザーのデバイスはスマホ・タブレット
Web2.0の代表的なサービス
Twitter・YouTube・Instagram・LINE・Tik Tokなど
市場を独占しているプラットホーマー「Googleなど」がユーザーの個人情報を独占していることが問題となっています。
元アメリカ大統領ドナルド・トランプもTwitterアカウントが凍結されたよね!
不都合な言論はGAFAにつぶされることもあり、問題とされてます。
Web3.0とは「自立分散型」
Web3.0はパブリック型のブロックチェーンを基盤としたインターネットの概念
Web3.0という言葉はイーサリアムの共同創設者のキャビン・ウッドによって作られた。
簡単に言えば…
ブロックチェーンを使ってさまざまなサービスができること。
具体的なWeb2.0と違う特徴は4つあります。
- トラストレス
- パーミッションレス
- ディセントラライズド
- オーナーシップ
トラストレスとは…
信用という概念がないという意味です。
簡単に言えば、Web3.0のシステムを利用するのに、第三者の仲介が不要で、誰でもネットワークにアクセスでき取引ができる。
例えばビットコインはブロックチェーン上でデータ改ざんが不可能で、自動でプログラムが運用されており信用を保証している管理者はいません。
ブロックチェーンは多くの参加者がネットワーク上の取引を承認するシステムだからです。
なのでインターネット上で管理者を必要としない、新しい信用の概念がトラストレスです。
お金に例えるとわかりやすいよ!
日本円は日本政府が通貨の信用を保証していますよね。日本がなくならない限り日本円の価値は保証されます。
ですがビットコインの信用を保証する管理がいません。
トラストレスは「Web3.0分散型インターネット」を構築する重要な概念です。
パーミッションレスとは…
誰でもWeb3.0にアクセスすることができ、誰の許可も必要としない。誰も排除されない。
簡単に言えば…
管理者に許可なく、誰でもネットワークにアクセスできること。
例えば、銀行口座が作れない人でも「海外では銀行口座を作れない人は多い」仮想通貨をウォレットは作ることがでる。
なので仮想通貨は直接ユーザー同士がお金を銀行を通さずに送金が瞬時にできます。
もっと言えば…
国籍・人種・年齢・性別・犯罪履歴がある人でも、自由にアクセスができます。
どんな人であろうと、差別することがないということです。
ディセントラライズドとは…
非中央集権型、分権的、分散的という意味です。
ブロックチェーンのシステムを使って情報が一箇所に集約しないようにしてます。
簡単に言えば…
特定の人ではなく、システムでつながっている全ての人で管理すること。
これと真逆のサービスがGoogleです。
プラットホームを提供して、ユーザーのすべての情報が集中し、しかも情報がとられビッグデータとして勝手につかわれています。
デジタルコンテンツは誰のものか問題です。
例えばゲーム内で使うアイテムは企業が管理しているので、アイテムを購入しても厳密に言えば、自分のものではありません。
理由はそのゲーム内でしか使用できず、運営がサービスの提供を終了すれば消滅します。
実は使用する権利を購入したこということです。
これはゲームに限ったことではありません。
- 電子書籍「Kindle」
- 音楽
- ゲーム
例えば、紙の本は自分のものであれば、誰かに譲ることもできるし、ブックオフやメルカリでも売ることができますよね。
Kindleで購入した電子書籍は誰かに譲ることも、売ることもできません。規約に制限なく閲覧ができ、使用権が付与されると書かれています。
Kindleの規約▼
Kindleコンテンツの使用。Kindleコンテンツのダウンロード又はアクセスおよび当該料金(適用される税金を含む)の支払いが完了すると、当該コンテンツプロバイダーからお客様に対して、Kindleアプリケーションまたはその他本サービスの一部として許可される形で、Kindleストアより指定された台数の対象デバイス上でのみ、お客様個人の非営利の使用のみのために、該当のKindleコンテンツを回数の制限なく閲覧、使用、および表示する非独占的な使用権が付与されます(定額購読コンテンツの場合は、お客様が定額購読プログラムの有効な会員である限り。)。Kindleコンテンツは、コンテンツプロバイダーからお客様にライセンスが提供されるものであり、販売されるものではありません。
引用元:https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201014950
簡単に言えば…
所有権はがないということ。
購入したのにおかしな話ですが、管理している企業にしてみれば当然のこと。
なぜなら、デジタルデータは不正コピーが簡単にできてしまうからです。
ところが、Web3.0では所有権が誰のものかブロックチェーンを用いることで解決します。
だから、購入したデジタルコンテンツは失われることはありません。
「ブロックチェーン上で管理されている」
具体例として代表的なものがNFTです。
PFP画像の有名なコレクションやトレーディングカードが高額で転売されています。
これは、所有権が明確、唯一無二を証明、改ざん不可能なブロックチェーン技術によって担保されてるんです。
なので所有権のが保証されることはWeb3.0の最大の特徴になります。
- 2021年〜
- Web3.0はパブリック型のブロックチェーンである
- トラストレス「信頼のおける第三差を必要としない」
- パーミッションレス「誰でも参加できる」
- ディセントラライズド「非中央集権」
- オーナーシップ「所有権の保証」
今後、Web3.0はいろんなサービスに展開していくことが予測されています。
例えば、会社も株式会社からDAO「自立分散型組織」になることも考えられるでしょう。
実際にNFTやDeFiやメタバースなどのサービスを提供する企業が数多くできています。
この流れはさらに加速していくと考えられます。
Web2.0の問題点をWeb3.0が解決する
Web2.0までは、プラットフォーマー企業によって市場・情報・利益を独占されていました。
しかし、ブロックチェーン技術を使うWeb3.0の世界ではさまざまな問題点が解決することができます。
まずは、Web2.0の問題点をあきらかにするね…
Web2.0の問題点
Web2.0の問題点は以下の3つです。
- プライバシー問題
- セキュリティー問題
- 所有権の独占問題
プライバシーの問題
プラットフォーマー企業へ情報が集中して個人情報の管理に問題があります。
理由は、自分のメールアドレス・住所・電話番号を登録することでGAFAのサービスを利用できるが、ID、パスワード、自分の趣味嗜好、行動履歴の情報を渡しています。
さらに言えば、Web上で自分の意思に関係なく広告が表示されます。
アメリカではFacebookやGoogleが個人情報を不正に収集したとして訴訟されました。
プラットフォーマー企業による個人情報の取り扱いに不正の疑いが強まっています。
なのでプラットフォーマー企業は自主的にCookie規制をかわす目的で自主的にプライバシー保護に動いています。
セキュリティー問題
中央集権によるサイバー攻撃を受けやすい。
理由は中央集権なのでユーザーの個人情報、行動履歴も1箇所に集中してます。なのでサイバー攻撃のセキュリティーリスクが高いといえます。
例えば、サーバーがダウンするとサービスが利用できなくなります。YouTubeが視聴できなかったり、Gメールが使えなかったことがあったと思います。
所有権の独占問題
ユーザーの発信したコンテンツの所有権はプラットフォーマー企業にある。
例えば、YouTubeの動画もTwitterの投稿も所有権はプラットフォーマー企業にあります。
もっと言えばGoogleのGメールのメールもすべてGoogleのものです。
メールの内容ですらユーザーに所有権はないのです。
さらに言えばKindleで電子書籍を購入したからといっても所有権はKindleを提供しているAmazonのものです。変ですよね!購入したにもかかわらずです。
なので、プラットフォーマー企業のサービスを利用した情報やコンテンツには自分の所有権がないことが重大な問題点です。
Web2.0の問題点3つをWeb3.0で解決する
Web2.0の問題をWeb3.0で解決することができると言われています。
Web3.0で問題解決ができる
- プライバシーを管理できる「プライバシー問題」
- 非中央集権型「セキュリティー問題」
- 分散型のオープンなネットワーク「所有権の独占問題」
プライバシー問題を解決する「プライバシーを管理できる」
Web3.0のアプリを使用するには、仮想通貨ウォレット「メタマスクなど」を使います。
Web2.0のサイトはIDやパスワードやユーザーネイムを登録して利用します。
ログインするのに毎回、IDとパスワードの入力を求められますがWeb3.0はウォレットでサイトにログインするのでサイトごとにパスワードを使い分ける必要もありません。
つまり、個人情報を登録することがないので、個人情報の漏えいや個人を特定されることもありません。しかも便利です。
なので、今まではプラットフォーマー企業にデータを管理されていましたが、Web3.0では自分で管理できるようになりました。
セキュリティー問題を解決する「非中央集権」
中央集権なサーバーはダウンするとサービスは利用できなくなり、ハッキングのリスクもあります。
分散型のオープンなネットワークでブロックチェーンをもちいた分散型サーバーなのでサイバー攻撃をうけにくい特徴があります。
なので、サーバーダウンやハッキングのリスクも低いと言えます。
所有権の独占問題を解説する「分散型のオープンなネットワーク」
Web2.0ではプラットフォーマー企業であるGAFAにコンテンツや情報の所有権があります。YouTubeのチャンネル登録者を増やしても、アカウントを停止されれば、チャンネル登録者「自分のファン」のつながりはなくなります。
Web3.0は分散型のネットワークなので、Googleのようなプラットフォーマーはいません。
なのでプラットフォーマーを仲介せずに直接、自分のファンとつながることができます。
また仮想通貨ウォレットを使って直接お金のやりとりもできるので、独自の経済圏をつくることも可能です。
このことから、Web2.0の問題がWeb3.0で改善されることがわかります。
Web3.0の代表的なサービス【Web2.0サービスと比較】
Web2.0の問題点をWeb3.0で改善することで新しく誕生したサービスが存在します。
そこでWeb2.0とWeb3.0のサービスを比較し紹介します。
以下の表は、代表的なサービスを一覧表にしました。
Web2.0 | Web3.0 | |||
ブラウザ | 広告が表示される | Brave(ブレイブ) | 広告が表示されない | |
通貨 | 電子マネー | PayPay・楽天ペイ | 仮想通貨 | ビットコイン・イーサ |
金融 | ネットバンキング | 楽天銀行 | DeFi | パンケーキスワップ |
アート | デジタルアート | 複製ができる | NFT | ノンファンジブルトークン |
Web2.0とWeb3.0でブラウザを比較
Web3.0世代の代表的なWebブラウザとして注目されているのがBrave(ブレイブ)です。
Web2.0世代のGoogleChromeだと何かしら商品を検索すると、その商品関する広告が繰り返し表示されます。Breve(ブレイブ)ではそんなことはおこりません。
理由はプライバシーを保護し、個人データーを収集する広告をブロックする機能があることで実現できてます。
Googleは個人データを収集し最適化した広告を表示させることで収益をあげていましたが、Breve(ブレイブ)はどうなのって疑問がでてきますよね。
Breve(ブレイブ)は、ユーザーが広告を閲覧するとBasic Attention Token(BAT)という仮想通貨がもらえるという革新的な仕組みで運営しています。
こうすることで、広告主、ブラウザ、ユーザーの3者にメリットがあり、Win-Winの関係を構築できます。
なので、Googleのように市場もお金も独占する仕組みとはまるで違うことが理解できると思います。
Web2.0とWeb3.0で通貨を比較
最近はキャッシュレスが進んで、財布を持ち歩かない人も増えてきてます。
コンビニの買い物はPayPayなどのQRコード決済で、支払いを済ませる人が多くなりました。
これは電子マネーと呼ばれるものでブロックチェーンを使った仮想通貨ではありません。
仕組みが同じだと混同されている人も多いようです。
実は全くの似て非なるもの!
電子マネーと仮想通貨の違いはこちらの記事からどうぞ▼
Web3.0では仮想通貨のビットコインやイーサになったりします。
電子マネーは中央にPayPayならソフトバンク、楽天ペイなら楽天が管理しています。
仮想通貨はブロックチェーンを使った分散型の通貨になります。非中央集権型です。
Web2.0とWeb3.0の金融を比較「ネットバンキングとDeFi」
Web2.0世代のネットバンキングはインターネットを介して銀行の取引ができるサービスですね。
銀行のATMから振り込みをする必要がなくなり便利になりました。
例えば楽天銀行であれば、楽天がすべて中央集権的に管理しています。ネットバンキングといっても普通の銀行と中身は同じです。
それに引き換えて、Web3.0ではDeFi「Decentralized Finance」と呼ばれるシステムが仮想通貨を使って銀行と同じ様な金融サービスを提供しています。
DeFiとは日本語で分散型金融といいます。
DeFiでは、お金を借りたり、預けることで利息がもらえ銀行の役割を担ってます。レンディングといわれる仮想通貨を預けて金利をもらえるサービスは金利も数%からリスクのあるもは100%以上のものまであります。
仮想通貨取引所のBinance(バイナンス)が提供するPancakeSwap(パンケーキスワップ)が有名です。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)の記事はこちらから▼
Web2.0とWeb3.0でアートを比較「デジタルアートとNFT」
デジタルアートと言えば、趣味で楽しむもので価値があるという概念はありません。いってしまえば、簡単にコピーができるからです。
ところがNFTは唯一無二の証明を与えることで、デジタル画像に価値をつけることができまた。それがNFT(ノンファンジブルトークン)といわれるものです。
ブロックチェーンの技術をデジタルアートに応用したもがNFTになります。
これによって、ただのPFP(アイコン)に数千万円で取引されるものがでてきました。
代表的なものとして、クリプトパンクスやBAYCなどがあります。
NFTの解説の記事はこちらどうぞ▼
まとめ
Web3.0について解説しました。まとめると。
ブロックチェーンによるインターネットのことです。
Web1.0は「ホームページ」Web2.0は「SNS」Web3.0は「ブロックチェーン」
Web2.0の問題を解決する技術がブロックチェーンでありWeb3.0
Web3.0での代表的なサービスがNFTやDeFi
Web3.0を学ぶには実際に仮想通貨やNFTを購入してみるといいでしょう。
学ぶより慣れるほうが理解は早い!
仮想通貨の購入のやり方はこちらから▼
Web3.0は始まったばかりです、これから一般的に普及していくことが予想されるので、いち早くWeb3.0の世界に参入することで、チャンスをつかむことも出来るのではないでしょか。
この機会にぜひコミットしてみてください。