この記事には広告を含みます。
詐欺や暴落で大損した話も聞くし怖いな…!
そんな不安に注意すべきリスクと対策を解説します。
本記事の内容
初心者が失敗しないための暗号資産(仮想通貨)に潜む5つのリスクと対策
- 価格の変動が激しい
- 送金ミス
- ハッキング
- 詐欺に遭う 「フィッシング詐欺や投資したら自動で儲かる系」
- 高い税金
この記事をかいている私は仮想通貨オタクです。2016年から市場に参入して、バブル・暴落を経験しその教訓から私なりの見解を記事にしてます。
価格の変動のリスク【激しい値動き】
暗号資産(仮想通貨)の価格はジェットコースターです。
引用元:CoinGecko 「2022年2月12日」
価格は20%くらい動くのは普通にあります。
そんな疑問が出てくるでしょう。
最大の理由は株式市場と比べて暗号資産(仮想通貨)市場が小さいからです。
- 暗号資産(仮想通貨)市場:時価総額が3兆ドル(約340兆円)
- 株式市場:時価総額が118.9兆ドル(約137,780兆円)
2021年11月データ
約40倍違います。
だから時価総額が最も高いビットコインでも大量の売却があると一気に下落するんですね。
更にいうと、ビットコインの40%を保有している約1000の「クジラ」とよばれる大口保有者がいます。このクジラは暗号資産(仮想通貨)の価格を操作している可能性があるともいわれています。
市場が小さいと価格操作できてしまう。常にクジラの動向に注意する必要があります。
法整備の問題「急激な価格変動に対しての取り決めがない」
暗号資産(仮想通貨)市場には、株式市場のようにストップ高・ストップ安の仕組みがありません。
なので一度暴落が起こると、とめどなく価格が下落していきます。
影響力のある人物の発言
影響力のある人物がTwitterなどで、ツイートすると、価格が大きく動く。
#イーロン・マスク 氏の謎ツイートでビットコインが下落し大混乱 https://t.co/YUIeZarBe9
— 東スポ (@tospo_prores) June 4, 2021
EV車メーカーのテスラのCEOのイーロン・マスク氏がTwitterでドージコイン(DOGE)についてツイートしただけで、価格は50%も上昇、その後もビットコインでの決済手段を採用したこで、一気に上昇するも、数カ月後にビットコインの決済停止を発表すると大きく下落しました。
影響力のある人物の一言で、価格が乱高下します。
各国の暗号資産(仮想通貨)規制
暗号資産(仮想通貨)を利用したマネーロンダリングなどの犯罪に利用されることを防ぐため、世界各国で規制をする流れがあります。
実際に2021年5月に中国でビットコインのマイニングや取引を規制する発表から市場は下落しました。
ビットコインの半減期「価格上昇で利益を確保するチャンス」
ビットコインはマイニング(採掘)によって報酬がもらえる仕組みになっています。
マイニングによる報酬が少なくなる「半減期」と呼ばれる仕組みがあります。これは4年1回の周期で発生します。「夏季オリンピックの年」3回目が2020年実施され4回目2024年、5回目2028年にきます。
過去の半減期後には価格すべて上昇してます。
2012年、2016年いずれも翌年に最高値をつけています。2020年はどうだったかというと、経済がロックダウン状態にもかかわらず、2021年11月には最高値777万円をつけました。「これはコロナで痛んだ経済対策として世界的な金融緩和の影響も含んでいる」
一旦、天井を迎えると、その後は価格を大きくおとしていきす。
価格変動が激しいからこ、大きく稼ぐことができるチャンスがあります。
ビットコインの価格が安い時期に購入しガチホしておいて、半減期で価格が上昇で利確すると初心者でも大きく稼ぐことができます。
価格変動への対策
やってはいけないこと!「初心者が陥る狼狽売り」
価格が安いときに買い、高いときに売る。当たり前ですが、以外と初心者は出来ないんです。
初心者あるあるですが、暗号資産(仮想通貨)が暴落すると、焦ってしまい投げ売りしてしまうことが少なくありません。
これを狼狽売りなどと言っています。
市場は大きく変動するのが普通だと分かっていても、一時的に感情が激しく動揺してしまうため、狼狽売りをしてしまうんです。
狼狽売りと損切りの違い理解する
同じような行動で損切り、「ロスカットとも呼ばれます」というのがあります。
損切り「ロスカット」とは
そう思ういますよね。
価格が下落したので売却し損失を確定した。大きく違うのが冷静に判断したか、感情が慌て動揺している状態で判断したかです。
この2つはやっている行為は同じでも、全く別物です。
狼狽売りは感情が動揺し、慌てている状態で売却を実行しているのが特徴です。
損切りは冷静に判断して、「損失はこれ以上大きくしない、今のうちに利確しておこう」機械的に行うのが特徴です。「始めに損きりのルールを決めておくと迷うことがない」
初心者はどうすればいいのか?
- ルールを決めておく「利益確定・損切りラインを決めておく」
- ガチホ「ガチでホールドするの略称」で長期保有すること。日々の価格の値動きを気にすることがないので、精神が安定する。
- ドルコスト平均法「一定のタイミングで定期購入」
資産は分散して保有する「リスク回避」という方法もあります。暗号資産(仮想通貨)はビットコイン価格の値動きに連動して市場が動きます。なので、ビットコインが下落すると、他の通貨も連動して下落する傾向にあります。
初心者向けの内容ですので、いろんな通貨を適当に購入するより、メージャー通貨数点に絞るくらいでOKだと思います。「個人的にはビットコインとイーサリアムでいいと思ってます」
初心者におすすめのドルコスト平均法
初心者は長期投資で始めるのがベストです。基本はガチホとドルコスト平均法をおすすめします。
ここではドルコスト平均法を解説します。
一定の購入のタイミングで同じ金額分を購入するドルコスト平均法という王道の投資手法があります。平均購入単価を下げる効果があります。
少額で始められて、価格変動のリスクをかなり抑えられることから初心者には最適の投資方法と言われています。
ドルコスト平均法のイメージ(100円つみたて例)
例えば毎月100円でビットコインコインを購入した場合、1月は100円で4枚、2月は価格が上昇したので3枚、3月は下落した6枚といいうように、購入していきます。
この投資方法なら平均購入単価は下げることができ、初心者でもジェットコースターのように動く暗号資産(仮想通貨)でも安心して投資できます。
なれてきたら、価格が下落したときは、いつもより多く、高いときは少なく購入するとオトクです。これなら初心者でもできますね。
送金ミスのリスク「セルフGOX」
暗号資産(仮想通貨)を保管するウォレットと呼ばれるお財布から、取引所などに送金するケースは少なくありません。
暗号資産(仮想通貨)の送金時には、アドレスと呼ばれるアルファベットと数人の文字列を入力する必要があります。
このアドレスを間違えてしまうんです。
一度、送金してしまうと通貨は取り戻すことはできません。「アクセス不可能な状態になるため」
なので、送金時のアドレスは絶対に間違ってはいけません。
- 取引所に送金したが、間違って別ネットワークで送金してしまった。「通常は別ネットワークへ送金するとエラーが発生するので問題ないのですが、一部例外があります、その場合はトークンは消滅します」
- 送金時に誤ったアドレスに送金した。「取引所やウォレットのサポートに応じてもらえない場合が多い」
アドレスに所有者がいる場合でも、所有者へ連絡、交渉すれば、取り戻すことは可能ですが、かなり大変です。
なので、送金ミスは絶対にしてはいけません。
送金ミスへの対応策は2つ
正しいアドレスを入力するする。
正しい送信先アドレスを入力し送信前にチェックする。基本的にコピペで入力し手入力は絶対にさける。
少額でテスト送金する。
新しいアドレスに送金するときや多額のコインを送金するときは、必ず少額でテスト送金をする。手数料がもったいないですが、リスク回避しましょう。
取引所のハッキングリスク
取引所がハッキングされるリスクがあります。
日本で大きな事件としてニュースで報道されたのが以下の2つです。
- マウントゴックスでビットコイン(BTC)約470億円が流出
- コインチェックでネム(NEM)580億円が流出
事件の原因は何だったのか…ブロックチェーンで守られているのではなかったの?
取引所はネットバンキングみたいなもので、暗号資産(仮想通貨)を管理しているので、ブロックチェーンとは関係がないんです。ハッキングはブロックチェーンを破られたわけではなく、取引所の管理の問題なんです。
コインチェックを例に解説します。
ハッキリ言って、セキュリティーが甘すぎたんです。
コインチェックが狙われた理由として、ホットウォレットで暗号資産(仮想通貨)を管理していたことだと言われていす。
ホットウォレットは常にインターネットに接続された状態で管理されているために外部からの不正アクセスで通貨を流出させてしまいました。
本来であれば、コールドウォレットといってインターネットから遮断されて状態で管理するのが普通です。ホットウォレットがコストも安く、利便性はいいので安易に管理していたのでしょう。
現在は東証一部上場企業のマネックスグループの参加になり、セキュリティーも万全な状態になりました。
実は銀行口座から「不正引き出し」が頻繁に発生してます。報道されているのは氷山の一角です。今の時代4桁の暗証番号では無理でしょ。
取引所のハッキング対策
取引所のセキュリティーは利用者はどうするこもできません。できることはシンプルにセキュリティーの高い取引所を使えばOKです。
コインチェック、ビットフライヤーなど大手取引所を使うといいです。
現在ではセキュリティーはかなり高くなってます。
上段で解説したコインチェックはマネックスグループになり万全の体制で当然金融庁の認可を受けてます。「現在は国内取引所は金融庁の厳しい審査を通らないと営業できません」
なので、国内大手2社のどちらか2択です。
詐欺に遭うリスク
結論、はっきりいって、うまい投資の話はほとんどが詐欺です。
よく考えればわかります。どうして、一般の人においしい投資の話をしてお金を集める必要があるのでしょか。普通はありえません。
そんなに儲かるなら自分が投資すればいいからです。こんな案件に投資すれば、ほぼ資金はなくなります。十分に注意する必要があります。
暗号資産(仮想通貨)儲かる詐欺「ポンジ・スキーム」
ネット広告で手を変え品を変え見かけます。「あなたはボタンを押すだけで自動で」とか「月利10%で元本保証」とか「年利10%、100%は普通です。あなたも億人になれます」などといって、詐欺コインを購入させたり、指定の口座に送金させ代行して運用して配当を暗号資産(仮想通貨)でだします。
などといって勧誘します。
だいたい、この仕組は始めの数回は実際に配当がでますが、すぐに出なくなります。
なんで? 自転車操業だからです。
実際にどういう仕組みになっているのでしょうか…簡単に解説します。
実際は資金で運用などしておらず、新たな出資者の資金をまわしているだけだからです。ユーザーが増えれば配当金は増えていくので、分配する資金がなくなったところで、配当の遅れがでます。
運営側は「海外で運用していて当局の規制がかかり停止しています、現在申請中なので、すぐに許可がでるので、しばらくおまちください。」みたいな感じで、配当をとめてきます。
申請の進捗具合などをユーザーに、定期的に配信し、安心させて、資金を持ち逃げする準備をととのえています。
そしてある日突然、連絡もなくなり、サイトも消えてなくなるというパターンです。
暗号資産(仮想通貨)は資金をあつめて、持ち逃げするにはうってつけです。
この詐欺をポンジ・スキームといいいます。このスキームはハイペースで新顧客を獲得することができて、詐欺行為を長く継続することができるのが特徴です。
この手の詐欺は「紹介制度」を使うことが多いです。誰かを紹介したら紹介報酬をもらえるというのです。
こういう、案件は十分に注意してください。詐欺で大切なお金をとられたら、相手を特定できたとしても訴訟してとりかせさないといけません。手間と裁判費用を考えると有効な手段ではありません。
はっきりいって、泣き寝入りするしかない。これが現実です。
フィッシング詐欺
電子メールなどで、送信者名を偽って、もっともらしい内容をで本物のWebサイトと区別がつかないように見せかけて、詐欺だと感じさせないように出来ています。そこで大切な、カード情報やパスワードなどを盗みとる詐欺です。
暗号資産(仮想通貨)でも同じような詐欺被害がでてます。
大手取引所と偽ってメールやSMSを送信し、ニセのURLをクリックさせて、ログイン情(ID・パス)や二段階認証コードをとられ、資金が盗まれます。
手口は暗号資産(仮想通貨)、電子マネー、クレジットカードでも同じです。
詐欺に遭うリスク対策
なんでこんなに、詳しいのかというと…
私もICO詐欺や高利回り案件の詐欺にあいました。
私も2017年、仮想通貨バブル時においしい投資話にひかってしまい、多額の資金を失った経験があるので、読者の方には絶対に同じ失敗をしてもらいたくないという思いです。
冷静に考えれば、詐欺とわかりますが、そう思わせない心理学を利用したセールスでたくみに誘導してきます。
結局は私が目先の儲かる話に簡単に飛びつき、まねいた結果なので、今は逆にいい経験をしたと思っています。「当時は、落ち込むより、怒りしかありませんでした」
詐欺を回避する対策
- 高いリターンがある「高利回り」の案件には近寄らない「詐欺案件ではなくても、例えばDeFiのようなスキームは初心者は難しい」
- インフルエンサーの発信には十分注意する「煽ってくる人はポジショントークがほとんどです」インフルエンサーの日頃の投稿を見て信頼できか見極める
なんどもいいますが、SNSで「この投資は儲かるから今すぐに参加したほうがいい」などといっているのは、怪しいです。自分が儲かるから言っていだけす。十分に警戒してください。
最近はDeFiという利回りの高いスキームがあります。「難易度は高い」初心者にはおすすめしませんが、「こんなのもあるんだ!」という感じで知りたい方は
DeFiで有名なPancakeSwap(パンケーキスワップ)があるので、はじめ方や内容はこちらの記事からどうぞ⬇
DeFiの初心者でも問題なし!PancakeSwapの始め方と使い方【具体的な運用を解説】
フィッシング詐欺対策
取引所などを装ったメールやSMSに警戒し、絶対にログイン情報のID・パスワード・二段階認証・シードフレーズなどを入力しない。
どういう内容のメールが送られてくるのか?
- アカウントの情報を確認したい
- パスワード変更の案内
- 異常な操作をを検出したため、アカウントが停止している
こんなメールでニセサイトに誘導し、個人情報を盗み取ろうとします。
注意してください!
- ニセサイトの見分け方はURLが正しいか確認する。よくみると、サイトURLの一部が違っています、SSL通信が提供されているか「アドレスバーに鍵マーク表示されてない」
- 取引所やウォレットのサイトアドレスはブックマークしておき、必ずブックマークからログインする
なんどもいいますが、SNSで「この投資は儲かるから今すぐに参加したほうがいい」などといっているのは、怪しいです。自分が儲かるから言っていだけす。十分に警戒してください。
高い税金のリスク
暗号資産(仮想通貨)も利益が出れば税金を支払う必要があります。
暗号資産(仮想通貨)の税金は最高で利益額の55%かかり、計算がややこしい。株式投資であれば証券会社が税金の計算はやってくれるのですが、暗号資産(仮想通貨)は自分でやらないといけません。
さらに、頻繁に取引する人は税金計算が複雑で面倒くさいんです。
税金払わなくてもバレないんじゃない?税務所が取引所に確認すればすぐにバレます。
追徴課税の罰則がくるリスクが高いので正しく納税しましょう。
2017年の仮想通貨バブルで「億り人」がでました。一般人だけでなく、芸人、ブロガーなど、熱狂しました。1年の間で数百倍になるコインもでて、1億円以上の利益を得た人がたくさん誕生しました。
この人たちを「億り人」といって盛り上がってましたが、売却のタイミングを逃して含み損を抱えて、多額の税金に苦しめられるケースも数多くあります。
そうならない為にも、税金のリスク対策をしっかりする必要があります。
高い税金のリスク対策
利益確定し利益がでたら税金を支払う。
「当たり前です、法律ですから」無視してバレたら追徴で課税されるのでリスクが最も高い。
- 暗号資産(仮想通貨)損益計算サービスを利用する
- ガチホし続ける「利益確定しない」
- 年間20万以上の利益確定しない
- 暗号資産(仮想通貨)にかかる経費を計上
暗号資産(仮想通貨)の利益計算は難しくはないが、面倒くさい。計算方法は初学生の算数レベルです。
暗号資産(仮想通貨)の税金は暗号資産(仮想通貨)どうしの交換で利益が出たときも対象となるので、頻繁に取引している人は計算が複雑になります。
間違っている認識が取引所で日本円に換金したときに税金がかかると思っています。おおきな間違いで危険です。
なので、対策を紹介します。
損益計算サービスを利用する
とうことになります。
便利なのが、損益計算や税金計算ができる損益計算ツール・サイトを活用して算出する。
おすすめツールがクリプタクト(CRYPTACT)です、基本無料で使えます。(一部有料)
ガチホし続ける「利益確定しない」
暗号資産(仮想通貨)を日本円に換金せずに「暗号資産どうしの交換したものは別」ガチホしておけば、価格が上昇しても課税対象にはなりません。
初心者はトレードするより、ガチホで損失や税金のリスクを回避できます。
年間20万円以上の利益確定はしない
年間20万円以下の利益なら確定申告の対象外になります。「ただし、別に雑所得がある場合は合計金額となるので注意してください」
節税対策をする「暗号資産(仮想通貨)にかかる経費を計上」
雑所得は「総収入金額ー必要経費」で算出されるので、必要経費があるなら、暗号資産(仮想通貨)の利益から控除ができます。
経費として認められるもの
暗号資産(仮想通貨)勉強の書籍購入費・セミナー料金や交通費・暗号資産(仮想通貨)取引専用パソコン・会計ソフトの使用料など
長期投資でガチホしておけば、税金の心配はありません。そのうち税制が改正されて、累進課税(最大55%)から分離課税(20%)に引き下げられる可能性はあるでしょう。「国内FXも14年で分離課税に変更されています」
まとめ
暗号資産(仮想通貨)に潜むリスクは以下の5点です。
- 価格の変動が激しい
- 送金ミス
- ハッキング
- 詐欺に遭う
- 高い税金
初心者の方は暗号資産(仮想通貨)を始めるには、最低限のリスクを理解し取引を始めることをおすすめします。
暗号資産(仮想通貨)市場はまだ始まったばかりです、投資家保護の観点からみてまだまだ未成熟な市場ですが、今後大きく成長していく可能性が高いと思われます。
リスクはありますが、大きいリターンが得られます。
リスクは極限まで下げて参入しましょう。