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結論:AIのカロリー計算の精度は、写真に写るものなら差は30kcal以内。見えない材料で2倍ずれた
AIのカロリー計算の精度は、どれくらい信じていいのか。
ぼくは57歳の会社員です。AIでダイエットのコーチを作り、毎日、食事の写真をAIに送っています。
そこで、同じ食事の写真3枚を、ChatGPT・Gemini・Claudeの3つのAIに見せて、カロリー計算の答えを比べてみました。
結果はこうでした。
- 卵・納豆・ご飯・焼き魚のような写真に写る食事は、3つのAIの差が30kcal以内
- 手作りの料理で、写真に写らない材料があると、AIによって約2倍ずれた
- 材料をひと言伝えると、ずれは312kcal → 69kcalまで縮んだ
AIのカロリー計算の精度を決めるのは、AIの種類より「写真に写らない情報を伝えたかどうか」でした。

この記事でわかること
- ChatGPT・Gemini・Claude に同じ食事の写真を見せた、AIカロリー計算の結果(3枚分)
- 3つのAIの答えが30kcal以内でそろった食事と、2倍ずれた食事
- 日本食品標準成分表で計算した目安との比べ方
- AIカロリー計算の精度を上げる、そのまま使えるプロンプト
AIカロリー計算の実験のやり方(写真3枚・同じプロンプト)
AIのカロリー計算の精度を比べるには、条件をそろえる必要があります。ここでは、使ったAI、写真、プロンプトを書きます。
使ったAI:ChatGPT・Gemini・Claude
| AI | 使ったもの |
|---|---|
| ChatGPT | ぼくのアカウント(有料のPlus) |
| Gemini | ぼくのアカウント(標準のFlash) |
| Claude | ぼくのアカウント(claude.ai) |
どれも、ふだんぼくが使っているアカウントです。2026年10月9日に、同じ日に試しました。
写真は、ぼくの実際の食事3枚
写真は、AIコーチに毎日送っている「今日の1皿」から、3枚を選びました。
| 写真 | 中身 | 選んだ理由 |
|---|---|---|
| 写真1 | 目玉焼き・玄米ご飯・納豆 | 決まった食品が多い |
| 写真2 | 焼きサンマ・玄米ご飯 | 料理がシンプル |
| 写真3 | 豆腐のお好み焼き風(手作り) | 材料が写真に写らない |

プロンプトは、3つのAIとも同じ文
AIに送ったプロンプトは、これだけです。写真1枚につき1回、3つのAIに同じ文を送りました。
この食事の写真を見て、料理ごとの量(g)と、カロリー(kcal)・たんぱく質・脂質・炭水化物を推定して表にしてください。
最後に合計も出してください。
写真の中身は、AIに何も説明していません。写真だけで、AIがどこまでカロリー計算できるかを見るためです。
写真1:目玉焼き・納豆・玄米ご飯のAIカロリー計算
1枚目は、9月28日の昼です。目玉焼き、玄米ご飯、納豆1パック。決まった食品が多い食事です。
3つのAIの答えは、ほぼ同じだった
| AI | カロリー | たんぱく質 |
|---|---|---|
| ChatGPT | 497kcal | 24.0g |
| Gemini | 510kcal | 24.1g |
| Claude | 510kcal | 23.7g |
3つのAIの差は、わずか13kcalでした。たんぱく質も、ほぼ同じです。
3つとも、目玉焼きを「卵2個」、玄米を「約150g」と読んでいます。
成分表で確かめると、数字の出どころが同じだった
日本食品標準成分表(八訂)では、玄米ご飯は100gあたり152kcalです。150gなら228kcal。
ChatGPTもClaudeも、玄米ご飯を228kcalとしていました。
3つのAIの答えがそろったのは、どれも「卵2個・ご飯150g」という同じ目安で計算したからです。
ただし、ご飯が本当に150gだったかは、写真ではわかりません。
Claudeは「ご飯は±30g(±45kcal)ずれる可能性がある」と書いていました。
答えがそろっていても、量の思い込みが同じなら、一緒にずれます。
写真2:焼きサンマと玄米ご飯のAIカロリー計算
2枚目は、9月22日の夜です。焼いたサンマ1尾と、玄米ご飯。料理はシンプルです。
差は33kcal。サンマの量の見方がちがった
| AI | カロリー | サンマを何gと見たか |
|---|---|---|
| ChatGPT | 482kcal | 70g(一部食べた状態と判断) |
| Gemini | 490kcal | 100g |
| Claude | 457kcal | 80g(頭・骨・ワタを除いた身) |
差は33kcalでした。写真1よりは広がりましたが、まだ小さい差です。
ずれの中身は、サンマの身の量でした。同じ1尾を、70gと見たAIと、100gと見たAIがあります。
魚は、骨や頭を除いた「食べる部分」の量が写真ではわかりにくいのです。
Claudeは「脂の多いサンマなら、50〜90kcal増えることもある」とも書いていました。
写真3:手作りの豆腐お好み焼き風は、AIで2倍ずれた
3枚目は、9月21日の豆腐のお好み焼き風です。小麦粉を使わず、豆腐と卵とキャベツで作った手作りの料理です。
この写真で、AIのカロリー計算の精度が大きく分かれました。
ChatGPTは小麦粉、Geminiは卵焼き、Claudeだけが豆腐
食事の部分(お酒を除く)の答えです。
| AI | カロリー | たんぱく質 | 見立て |
|---|---|---|---|
| ChatGPT | 592kcal | 24.2g | 小麦粉の生地 |
| Gemini | 280kcal | 14.0g | 卵焼き風 |
| Claude | 401kcal | 26.8g | 豆腐入り |
いちばん多いChatGPTと、いちばん少ないGeminiで、312kcal。約2.1倍の差です。
材料を当てたのは、Claudeだけでした。Claudeはこう書いていました。
生地が粉っぽくなくポロポロ崩れているので、小麦粉を使わない「卵+豆腐+キャベツ」のお好み焼き風と見て計算しました。
ChatGPTは、写っていない小麦粉を足しました。Geminiは、写っている豆腐を卵と見ました。
手作りの料理は、写真だけでは材料がわからない。ここがAIカロリー計算の弱点でした。
成分表で計算した目安は、材料だけで約380〜430kcal
この料理は、材料がわかっています。タネは「豆腐2丁・キャベツ4分の1・卵3個・長ネギ半分・片栗粉大さじ4」で4枚分。
写真はそのうち2枚です。
日本食品標準成分表(八訂)の値で、2枚分(材料の半分)を計算しました。
| 材料(2枚分) | 量 | カロリー |
|---|---|---|
| 豆腐(1丁) | 300g | 木綿なら219kcal/絹ごしなら168kcal |
| 卵 | 1.5個(75g) | 107kcal |
| キャベツ | 150g | 32kcal |
| 長ネギ | 25g | 9kcal |
| 片栗粉 | 大さじ2(18g) | 61kcal |
| 合計(材料だけ) | 約377〜428kcal |
※豆腐1丁を300g、キャベツ1玉を約1.2kgとして計算。2026年10月9日に、成分表の値を確かめました。
これに、焼き油とソース・かつお節が加わります。たんぱく質は、木綿豆腐なら約33g、絹ごしなら約28gです。
写真だけの答えと比べると、Geminiの280kcal・14gは少なすぎ、ChatGPTの24gはたんぱく質が足りません。
材料をひと言伝えると、AIカロリー計算の精度はどう変わったか
写真3には、続きがあります。3つのAIに、同じ文で材料を伝えました。
補足です。このお好み焼き風は小麦粉を使っていません。
タネは「豆腐2丁・キャベツ4分の1・卵3個・長ネギ半分・片栗粉大さじ4」で4枚分を作り、写真はそのうち2枚です。
この情報で、食事の部分(お酒を除く)をもう一度推定して表にしてください。
ずれは312kcalから69kcalに縮んだ
| AI | 写真だけ | 材料を伝えたあと |
|---|---|---|
| ChatGPT | 592kcal・24.2g | 505kcal・34.7g |
| Gemini | 280kcal・14.0g | 480kcal・27.7g |
| Claude | 401kcal・26.8g | 549kcal・35.1g |
| 3つの差 | 312kcal | 69kcal |

材料を伝えると、3つのAIの答えはぐっと近づきました。たんぱく質も、成分表で計算した28〜33gの近くに入っています。
残った69kcalの差は、焼き油の量と豆腐の種類です。
Geminiは絹ごし豆腐、ChatGPTとClaudeは木綿豆腐として計算していました。
AIは、伝えなかったことを「ふつうはこう」で埋めます。
AIカロリー計算の精度を上げるプロンプト
実験からわかったのは、AIカロリー計算の精度を上げるには、写真に写らないことを文章で足せばいい、ということです。
ここでは、そのまま使えるプロンプトを書きます。
写真に「ひと言」を足すプロンプト
ぼくなら、写真と一緒にこう送ります。ChatGPTでも、Geminiでも、Claudeでも使えます。
この食事の写真から、料理ごとの量(g)・カロリー・たんぱく質・脂質・炭水化物を推定して表にしてください。
写真に写らない情報を書きます。[ご飯の量(g か 茶碗何杯か)・卵の数・豆腐の種類と重さ・焼き油の量・手作りなら材料]。
わからない数字は決めつけず、幅で出してください。
足すと効く情報
実験で、AIの答えを大きく動かしたのは、次の情報でした。
- 手作り料理の材料(小麦粉を使ったかどうか、など)
- 主食の量(ご飯は茶碗1杯で約150g、など)
- 卵や豆腐の数と種類(木綿か絹ごしか)
- 焼き油の量(大さじ1で約110kcal)
逆に、納豆1パックや焼き魚1尾のように、見ればわかるものは、AIもほぼ正しく読んでいました。
ぼくのAI食事管理:毎日の報告は「写真+ひと言」
ぼくのAIダイエットコーチも、食事管理のやり方は同じです。毎朝、前の日の食事の写真と、ひと言の文章を送ります。
たとえば9月21日は、こう送っていました。
原料は豆腐2丁にキャベツ4分の1、たまご3個、長ネギ半分、片栗粉大さじ4杯。これがタネの配合です。
写真だけでなく材料まで書いていたので、AIコーチはこの材料をもとに計算していました。
そして、ぼくのAIコーチには「わからない数字は、決めつけずに幅で出す」という決まりがあります。
カロリーは「約1,530kcal(1,250〜1,880kcal)」のように、幅つきで返ってきます。
AIのカロリー計算は、1つの数字より、幅で受け取るほうが正直です。
AIダイエットコーチの作り方は、「AIダイエットの記録。57歳がAIコーチと4週間で−2.4kg」に書きました。
AIカロリー計算の注意点
注意しておきたいことです。
- この実験は、ぼくの食事3枚だけの結果です。ほかの料理で同じ結果になるとは限りません
- 写真1・写真2には正解の数字がありません。3つのAIの答えのばらつきを比べたものです
- 写真3の目安は、成分表で計算した材料の値です。豆腐1丁の重さなどは仮定です
- AIの答えは、日によって変わることがあります。ChatGPTは、頼んでいない「AIダイエットコーチの評価」も付けてきました(過去の会話を覚えている設定のためと思われます)
- 持病があって食事の管理が必要な人は、AIの数字だけで判断せず、医師や管理栄養士に相談してください
よくある質問
AIのカロリー計算について、よく聞かれることに答えます。答えは、ぼくの実験の結果から書いています。
Q. AIのカロリー計算の精度は、どれくらいですか?
A. ぼくの実験では、卵・納豆・ご飯・焼き魚のような写真に写る食事なら、3つのAIの差は30kcal以内でした。
手作りの料理で材料が写らないと、AIによって約2倍ずれました。
Q. ChatGPTに写真を送るだけで、カロリー計算はできますか?
A. できます。ただ、ぼくの写真3では、ChatGPTは写っていない小麦粉を足して計算しました。
手作りの料理は、材料をひと言添えると精度が上がります。
Q. GeminiとClaudeでも、写真からカロリー計算できますか?
A. できます。どちらも写真から表を作ってくれました。
豆腐のお好み焼き風の材料を写真だけで当てたのは、3つのうちClaudeだけでした。
Q. AIカロリー計算は、無料でもできますか?
A. 今回のGeminiは、標準のFlashで試しました。
ChatGPTとClaudeは、ぼくが使っている有料プランのアカウントです。
無料プランで写真を送れるかや回数は、各サービスの最新の案内を確かめてください。
Q. AIカロリー計算の精度を上げるプロンプトはありますか?
A. 写真に写らない情報(ご飯の量・卵の数・豆腐の種類・焼き油の量・手作りの材料)を文章で足すことです。
この記事のプロンプトを、そのまま使えます。
Q. AIの食事管理は、ダイエットに使えますか?
A. ぼくは毎日、写真とひと言をAIコーチに送って、4週間で−2.4kgでした。
カロリーの数字は幅で受け取り、1日の数字より週の平均で見ています。
まとめ:AIのカロリー計算の精度は「写真+ひと言」で上がる
同じ食事の写真3枚を、ChatGPT・Gemini・Claudeに見せて、AIのカロリー計算の精度を比べました。
- 目玉焼き・納豆・玄米ご飯:3つのAIの差は13kcal
- 焼きサンマと玄米ご飯:差は33kcal(サンマの身の量の見方がちがった)
- 手作りの豆腐お好み焼き風:差は312kcal(約2.1倍)。材料を当てたのはClaudeだけ
- 材料をひと言伝えると、差は69kcalまで縮んだ
AIのカロリー計算の精度を決めるのは、AIの種類より、写真に写らない情報を伝えたかどうか。
ぼくは毎日、写真にひと言を添えてAIコーチに送っています。
※この記事は、筆者個人の記録です。特定のダイエット法や食事法、AIサービスをすすめるものではありません。
持病のある方や薬を飲んでいる方は、医師に相談してください。
この先の結果は「部室」で
体重の推移も、AIコーチとのやりとりも、数字でそのまま報告します。同じ立場の方は、無料で入部してください(メルマガ・Substack)。
ご注意 投資に関する内容は、筆者個人の実際の記録と感想です。特定の銘柄や金融商品の売買を勧めるものではありません。損益は過去の結果で、将来を約束するものではありません。投資の判断はご自身でお願いします。(免責事項・広告について)
