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AIに書いてもらったブログ記事、そのまま出していませんか?ぼくは出して、2回失敗しました。
1回目は、公開したページに、自分あての確認のメモが残っていました。
2回目は、記事に入れると決めていた「ぼく」のコメントが、1つも入らないまま公開されていました。
どちらも、公開する前には、書いたAIもぼくも気づきませんでした。
そこで、Claude Codeのサブエージェントで、ブログ記事を点検する「点検係」を作りました。
先に答えを書きます。
- サブエージェントは、Claude Codeの中でふだんの会話とは別の場所で動くAIの係です。決まった仕事だけをして、結果だけを返します
- 作り方は、決まった場所にファイルを1枚置くだけ。プログラミングは書いていません
- ぼくの点検係は、最初の12回の点検で直す所を85件見つけました(作業ログに件数が残っている12回の合計)
- 点検係は原稿を書き換えません。直す所の表を返すだけで、直すのは書いた側です
ぼくは57歳の会社員で、コードは書けません。
この記事では、点検係の作り方と使い方、見つかった85件の中身を、本物のファイルと数字で書きます(2026年11月8日に、Claude Codeの公式の説明で確かめました)。

Claude Codeのサブエージェントとは、ふだんの会話とは別の場所で動くAIの係
サブエージェントは、ひとことで言うと「1つの仕事だけを受け持つAIの係」です。
ふだん話しているClaude Codeとは別の場所で動いて、終わったら結果だけを返してきます。
公式の説明では、サブエージェントは「独自のコンテキストウィンドウで実行」されます。
コンテキストウィンドウは、AIが一度に覚えておける会話の量のことです。
つまり、係はぼくとClaude Codeの長い会話を見ないで仕事をします。読むのは、渡された原稿と、係の決まりだけです。

書いた側の会話には、書いたときの考えが全部入っています。係はそれを読まずに、原稿と決まりだけを見ます。
ぼくの点検係は、この形を使って、書いた人とは別の目で見る作りにしました。
ここから、スキルとの違いと、最初から入っている係を書きます。
サブエージェントとスキルの違い
Claude Codeには「スキル」という似た仕組みもあります。違いは、どこで動くかです。
公式の比べ方は、こうです。
- スキル:手順や知識を書いたファイル。今の会話の中に読み込まれる
- サブエージェント:ふだんの会話とは別の場所で動く係。作業は別の場所で行われ、要約だけが返ってくる
たとえば、ぼくは画面のダサさを測る「金継ぎ」をスキルとして使っています。
これは今の会話の中で、手順どおりに測るためのものです。
一方、点検は「書いた人とは別の目で見る」ための仕事です。だから点検はサブエージェントにしました。

あわせて読みたい:Claude Codeのデザインがダサい?57歳が980円の「金継ぎ」でブログを測ったら散らかり度67だった
最初から入っているサブエージェントもある
自分で作らなくても、Claude Codeには最初から入っている係があります。
公式の説明には「Explore」「Plan」などの名前が出てきます。
Claude Codeは、仕事の中身と係の説明を見比べて、合う係に自動で仕事を回します。
公式の説明では、たくさんのファイルを調べる仕事は、Explore などが受け持ちます。
ただ、ブログの点検のように自分の決まりで見てほしい仕事は、最初からの係にはありません。だから自分で作りました。
ぼくがブログに作った4つの係
ぼくのブログには、いま4つの係がいます。記録係は9月から使っていて、11月7日に分析係・点検係・秘書の3つを足しました。
それまでは、記録のほかは全部を1つの会話でやっていました。記事を書く、数字を調べる、画像を作る、出す前に見直す。
一人で全部やる形を、分けたかったのです。
係をいくつ作るか聞かれたとき、ぼくはこう答えました。
ぼく
2、3つからでOK
| 係 | する仕事 | しないこと |
|---|---|---|
| 分析係 | アクセスの数字を読んで、直す記事の候補を書く | 設定を変えない(読むだけ) |
| 点検係 | 原稿を18項目と数字で点検して、直す所の表を返す | 原稿を書き換えない |
| 秘書 | 係の結果を、ぼくに短く言い直す | 作業をしない |
| 記録係 | 決めたことと、やったことを記録に書く | 記事を書かない |

(11月8日追記)分析係が毎週読んでいる紹介リンクのクリックの測り方は、次の記事に書きました。
あわせて読みたい:GA4でアフィリエイトリンクのクリックを計測、AIに任せた設定4つ
この記事では、このうちの点検係の話をします。その前に、係を作った理由と、係にさせないことを書きます。
係を作った理由はブログの目的のため
係は、ブログの目的に合わせて作りました。
ぼく
この目的ブログから収益得ることと、ブレインで今後、コンテンツを販売する動線にするためです
ぼくの記事の決まりには「数字はすべて台帳にある」「都合の悪い数字も出す」などの18項目があります。
出す前にこれを確かめる仕事を、点検係にまかせることにしました。
秘書は、ぼくのために作った係です。
ぼく
簡単に説明しないとわからん。毎回くどい
係の結果は細かいので、秘書が短く言い直して、決めてほしいことを「はい/いいえ」で聞いてきます。
公開とお金と削除はぼくのOKなしではさせない
どの係にも、記事の公開・お金・削除・アカウントの操作をさせない決まりにしました。
この決まりは、プロジェクトの決まりのファイル(CLAUDE.md)の「体制」の所に書きました。
公開するのは、ぼくが「公開OK」と言ったあとだけ。係は呼んだときだけ動きます。
公開・お金・削除・アカウントの操作は、どの係にも、ぼくのOKなしではさせません。
Claude Codeのサブエージェントの作り方、点検係はファイル1枚
サブエージェントの作り方は、決まった場所に、文章のファイルを1枚置くだけです。
ファイルは、ぼくがClaude Codeに頼んで作ってもらいました。
ぼくが決めたのは、係の数と、それぞれの係に何をさせて、何をさせないかです。
ここから、ファイルの中身、置き場所、書き換えない作りの3つを書きます。
点検係のファイルの中身
点検係のファイルは、これです。いちばん上の3行が大事です。

- name(名前):tenken。係を呼ぶときの名前
- description(説明):いつ、この係を使うか。「原稿を本人に見せる前と、入稿の前に必ず使う」と書いた
- tools(使える道具):ファイルを直す道具(Edit・Write)は入れていない。数えるためにBashは入れているので「原稿は書き換えない」と決まりにも書いた
公式の説明では、必ず書くのは名前と説明の2つです。
Claude Codeは、この説明を見て、どの係に仕事を回すかを決めます。だから説明には、いつ使うかをはっきり書きました。
その下に、係への指示を日本語で書きます。点検係には「最初に読むもの」「点検すること」「返し方」を書きました。
置き場所はプロジェクトのフォルダの中
ファイルの主な置き場所は2つです。
- プロジェクトのフォルダの中(.claude/agents/):そのプロジェクトだけで使える
- 自分のパソコン全体(ホームの .claude/agents/):どのプロジェクトでも使える
ぼくの係はブログ専用なので、ブログのフォルダの中に置きました。4つの係のファイルが並んでいます。

このフォルダはGitHubにも保存しているので、パソコンが壊れても係は残ります。
点検係は原稿を書き換えない
点検係には、ファイルを直す道具を渡していません。点検係が返すのは、直す所の表だけです。
表の列は「番号・項目・場所・何が問題か・直し方の案」の5つです。
この形にしておくと、何をどう直したかが、作業の記録に残ります。直すのは書いた側です。
点検係の案が合わないときは、理由を書いて直さないこともできます。

係が原稿を直接書き換えることはない、という作りです。
ぼくがClaude Codeの基礎を学び直したのは、Brainの「Claude Codeの教科書」でした。
くわしくは、この記事の最後に書きます。係を作ってみたいなら、下のボタンから教科書を開いて、今日1章から読み始めよう。
Claude Codeのサブエージェントの使い方、点検係を呼ぶ2つの場面
点検係を呼ぶ場面は、2つです。WordPressに下書きで入れる前と、入れたあと(公開の前)です。
プロジェクトの決まりのファイル(CLAUDE.md)の「体制」には「入稿の前に必ず点検係を通す」と書いてあります。
だから、ぼくが毎回「点検して」と言わなくても、Claude Codeが点検係を呼びます。
暴落の記事からは、下書きで入れたあとにも、もう一度通しています。

自分で呼ぶこともできます。公式の説明では、入力欄で「@」を打つと係を選べます。ぼくはほとんど自動に任せています。
ここから、点検係が見る18項目と、数えて確かめるやり方を書きます。
見せる前の点検は18項目
点検係が見るのは、ぼくの記事の書き方の決まりにある18項目です。
- 目的の1行がある・数字はすべて台帳にある
- 1行目が読む人への呼びかけ・都合の悪い数字も出している
- 見出しに「。」がない・読者に命令する言い方をしない
- 「ぼく」のコメントが入っている(11月3日に足した18番目)

18番目の項目は、2回目の失敗から生まれました。コメントが1つもないまま公開した記事を、ぼくが見つけたときの言葉です。
ぼく
ぼくのコメントが入っていない。これはダメでしょ
決まりに書いただけでは、また抜けます。だから、毎回別の目で確かめる係を作りました。
機械で数えられるものは数える
点検係には「機械で数えられるものは数える」と書いてあります。
見出しの「。」の数、自分あての確認のメモの残り、コメントの数、画像の数。
こうしたものは、パソコンの中で数える道具を使って、0件かどうかを確かめます。
1回目の失敗で残っていた確認のメモも、今は残りを数えて0件を確かめてから入稿しています。
点検係が最初の12回で見つけた85件
点検係を作ったのは、11月7日のお昼です。そこから8日の午前0時ごろまでに、点検係は記事5本分の点検をしました。
作業ログに件数が残っている12回で、直す所は合計85件ありました。ほかに、ぼくに確かめることが8件ありました。
| 点検した記事・作業 | 回数 | 直す所 |
|---|---|---|
| 公開ずみ2本の直し | 1回 | 8件 |
| 金継ぎの記事の直し | 1回 | 3件 |
| Claude CodeでX運用の記事 | 2回 | 25件(19件・6件) |
| 日経平均の暴落と二番底の記事 | 8回 | 49件 |
| 合計 | 12回 | 85件 |
X運用の記事は3回点検しましたが、2回目の件数は作業ログに残っていないので、表には入れていません。

暴落の記事は、原稿の途中・全体・画像・入稿のあとと、8回点検しました。1回で12件や13件見つかる回もありました。
ここから、見つかったものの中から3つを書きます。どれも、書いた側が出す前に気づいていなかったものです。
事実のまちがいを見つけた
いちばん大きかったのは、事実のまちがいです。
暴落の記事の原稿で、ぼくがキオクシアを「金曜に売買した」と読める書き方になっていました。
点検係は、数字の台帳と照らして「キオクシアは金曜に売買していない」と返してきました。

点検係の決まりには「本文の数字を全部拾い、台帳に出どころがあるか確かめる」と書いてあります。
台帳にない数字は、点検係が全部「台帳にない」と挙げてきます。
作った言葉と言い切りを見つけた
2つ目は、ぼくが言っていない言葉です。

暴落の記事では「ぼく」のコメントの中に、ぼくが言っていない言葉のカードが1枚まじっていました。
点検係がそれを見つけたので、削りました。気持ちを書いた文2つも、ぼくの言葉に寄せて直しました。
株の値動きを「下がりすぎた」と言い切っていた所もありました。これは「全体の売りに巻き込まれた」に直しました。
値動きの言い切りは、ぼくの記事では書かない決まりです。
ほかにも、こんなものが見つかりました。
- 「Claude Codeを使うには、Claudeの有料プランが別に要る」の書き漏れ
- 同じ記事の中で「夜の数時間」と「夕方〜翌朝」が食い違っていた
- ビットコインの節で、上がった年だけを書いて、半分になった年を書いていなかった
変換で落ちた1文を見つけた
3つ目は、WordPressに入れたあとで消えていた1文です。
暴落の記事を下書きで入れたあと、点検係にもう一度見てもらいました。
すると、女性のイラストのうしろにあった1文が、変換のときに落ちていました。
原稿で、画像の印と文が同じ行に並んでいたのが原因でした。

これは、原稿の点検では出てこない事故です。下書きで入れる前と、入れたあとの2回見るのは、こういう事故のためです。
AI校正として使うときのよい所と気をつける所
点検係は、AIの校正の係とも言えます。文章の校正をAIでしたい人にも、点検係は使えます。
ここでは、ぼくの点検係の作りと最初の12回の記録から、よい所と気をつける所を書きます。

ふつうのAI校正のツールは、誤字や言い回しを直してくれます。
ぼくの点検係は、それに加えて自分の決まりと自分の数字で見る作りにしました。
よい所は決まりと数字で見てくれること
よい所は3つです。
- 毎回同じ18項目で見る:決まりのファイルに18項目が書いてあるので、見る所が毎回同じ
- 数字の台帳と照らす:記事に出す数字を、1つずつ出どころと照らす
- 書いた側の会話を読まない:ふだんの会話とは別の場所で、原稿と決まりだけを読んで見る
気をつける所は指摘をうのみにしないこと
気をつける所も3つあります。
- 指摘が全部正しいとは限らない:暴落の記事では、元の材料にある話まで直す所として挙がった。材料にある話は残した
- ぼくにしか分からないことは決められない:「本人に確認」として分けて返してくる。最初の12回では8件あった
- 使った分の利用量になる:公式の説明では、係の作業も、ふだんの会話と同じ利用の上限に数えられる
点検係が「合格」と返しても、公開を決めるのはぼくです。公開は、ぼくの「公開OK」のあとだけです。
AI校正のプロンプトは係の決まりのファイル
AI校正のプロンプト(AIへの頼み方)を知りたい人のために、ぼくの場合を書きます。
ぼくの場合、プロンプトは係の決まりのファイルそのものです。
毎回同じことを頼むので、ファイルに書いておけば、頼み方を毎回書かずに済みます。
点検係のファイルの「返し方」には、こう書いてあります。
先頭に「合格」か「直す所 N件」
確かめられなかった項目は「未確認」とはっきり書く。合格にしない
「確かめられなかったら合格にしない」。この1行を入れておくと、なんとなくの合格が出にくくなります。
よくある質問
Claude Codeのサブエージェントについて、よく聞かれそうなことをまとめます。
Q. Claude Codeのサブエージェントとは何ですか?
A. Claude Codeの中で、1つの仕事だけを受け持つAIの係です。
ふだんの会話とは別の場所で動き、結果だけを返します。
Q. サブエージェントとスキルの違いは?
A. スキルは、今の会話の中に読み込む手順書です。サブエージェントは、ふだんの会話とは別の場所で動く係です。
ぼくは「別の目で見る」点検を、サブエージェントにしました。
Q. サブエージェントの作り方は難しいですか?
A. ぼくはプログラミングを書いていません。係の役目を日本語で伝えて、Claude Codeにファイルを作ってもらいました。
必ず書くのは、名前と、いつ使うかの説明の2つです。
Q. サブエージェントの使い方は?呼び出す必要がありますか?
A. 説明に「いつ使うか」を書いておけば、Claude Codeが自分で呼びます。
自分で呼ぶときは、入力欄で「@」を打って係を選べます。
Q. Claude Codeは無料で使えますか?
A. Claude Codeを使うには、Claudeの有料プランが要ります。
いちばん安いProは月20ドルです(2026年11月5日に公式の料金ページで確認)。
Q. おすすめのサブエージェントは?
A. ぼくのブログでは、分析係・点検係・秘書・記録係の4つを使っています。
記事を出す前の見直しには点検係を使っていて、最初の12回の点検で、直す所が85件見つかりました。
Q. AI校正のツールと何が違いますか?
A. ふつうのAI校正は、誤字や言い回しを直します。ぼくの点検係は、自分の決まり(18項目)と自分の数字の台帳で見ます。
原稿は書き換えず、直す所の表を返します。
まずは点検係を1つ作ろう、Claude Codeの教科書から始めよう
Claude Codeのサブエージェントは、ふだんの会話とは別の場所で動くAIの係です。作り方はファイル1枚。
ぼくの点検係は、最初の12回の点検で直す所を85件見つけました。
事実のまちがい、ぼくが言っていない言葉、変換で落ちた1文です。
ぼくのブログは、書く係と、見る係を分ける形にしました。点検係の作り方は、この3つの手順でした。

ぼくがClaude Codeの基礎を学び直したのは、Brainの「Claude Codeの教科書」です。
- 値段は980円。評価は4.7(27件・2026年11月3日にBrainで確認)
- 17章と巻末の付録。各章に2〜3分の講義の動画がある
- 黒い画面(ターミナル)を使わず、アプリで始める前提
- Claude Codeを使うには、Claudeの有料プラン(Proで月20ドル)が別に要る
ぼく
基本的なことは9章まで理解すればいい。そのあとはWebページや動画、アプリ、ゲームなど自分のやりたいことを読めばいい。
今日、Claude Codeの教科書を買って、1章から読み始めよう。まずは9章まで。手順は3つです。
- 下のボタンを押して、Brainの教材ページを開く
- Brainに会員登録して(3分前後)、980円で買う
- 1章から順に、9章まで読む
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書く係と見る係を分けるために、まず基礎を1冊で
- ぼくが基礎を学び直した教科書
- 980円
- 講義の動画つき
- まずは9章まで
Brainの会員登録は3分前後・支払いはクレジットカード
9章まで読んだら、Claude Codeに「ブログの記事を点検する係を作りたい」と頼んでみよう。
Claude Codeをまだ入れていない人は、始め方の記事からどうぞ。
あわせて読みたい:Claude Codeの始め方、非エンジニアの57歳が980円の教科書で学び直した
Claude CodeでXの運用をしている話は、こちらに書きました。
あわせて読みたい:Claude CodeでX運用、57歳がそろえた教材3つはシン・Xと軍配
この先の記録は「部室」で
57歳の会社員がAIと一緒にやったことを、うまくいかなかったことも含めて、そのまま報告します。同じ立場の方は、無料で入部してください(メルマガ・Substack)。
ご注意 投資に関する内容は、筆者個人の実際の記録と感想です。
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