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結論:RSI逆張りの勝率は、212回で67.9%でした
RSI逆張りの勝率は、日本株で212回検証して67.9%でした(2026年10月2日時点)。
使ったのは、RSIを2日で計算する「RSI-2」という短期の逆張りです。最初の99回は80.8%。
そこから、回数を重ねるほど下がりました。
それでも、合計はプラスです。1回あたりの平均は+1.15%、212回の合計で+681,670円(デモ)。
ただ、いちばん大事なのは勝率ではありませんでした。
勝ったときは平均+3.61%、負けたときは平均−4.60%。負けの方が大きいのです。
この記事でわかること
- RSI逆張り(RSI-2)の仕組みと、ぼくが使っているルール
- 日本株で212回試した勝率・平均・合計の実数
- 勝率が80.8%から67.9%に下がった理由
- 本物のお金で2回試した結果と、注意点
RSI逆張りとは:売られすぎを拾う手法
検証の結果の前に、RSI逆張りがどんな手法かを短く説明します。ぼくが使っているのは、ふつうのRSIではなく、2日で計算する「RSI-2」です。

RSIは「売られすぎ・買われすぎ」の目盛り
RSIは、株価の上げ下げの勢いを0〜100の目盛りで表す指標です。
考えたのは、アメリカのJ・ウェルズ・ワイルダーという人。1978年の本で発表しました。
目安は、70以上なら「買われすぎ」、30以下なら「売られすぎ」です。
逆張りは、この「売られすぎ」で買う考え方です。下げすぎた株は、少し戻ることが多い。その戻りを取りにいきます。
期間の設定:ふつうは14日、RSI-2は2日
RSIは、何日分で計算するかを決めて使います。ワイルダーがすすめたのは14日で、多くのチャートの初期設定も14日です。
期間を短くするほど、数字は大きく動きます。
14日のRSIが30を割ることはめったにありませんが、2日のRSIなら10を割る日がふつうにあります。
| 期間 | 動き方 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 14日(初期設定) | ゆっくり動く | 数週間〜の流れを見る |
| 2日(RSI-2) | 大きく速く動く | 数日で終える短期売買 |
RSI-2は、コナーズが広めた短期の押し目買い
ぼくが試したのは、RSIを2日で計算する「RSI-2」です。
アメリカのラリー・コナーズという人が広めた手法で、ざっくり言うとこうです。
- 200日移動平均線より上にある株だけを見る(大きな流れが上向き)
- その中で、RSI-2が大きく下がったら買う
- 少し戻ったら、すぐ売る
狙うのは、上向きの株の「一時的な下げ」です。大底や天井を当てる手法ではありません。
2日で計算するので、数字がとても大きく動きます。0に近い日も、90を超える日も、ふつうにあります。
コナーズRSIとRSI-2は別物
検索すると「コナーズRSI」という言葉がよく出てきます。名前は似ていますが、RSI-2とは別の指標です。
コナーズRSIは、同じラリー・コナーズが作った「3つの数字の平均」です。
- 3日のRSI
- 何日続けて上がった・下がったかを、2日のRSIで計算したもの
- その日の値動きの大きさが、過去100日の中で何番目か
この3つを足して3で割ります。0〜100の目盛りで、10未満が売られすぎ、90超えが買われすぎの目安です。
この記事で検証したのは、ふつうのRSIを2日で計算するRSI-2の方です。
コナーズRSIの成績ではないので、混ぜないでください。
ぼくが検証したRSI-2のルール
ぼくは57歳の会社員で、プログラミングは1行も書けません。
Claude Codeに日本語で頼んで、株の売買を検証するAIファンドを自作しました(作り方は「Claude Codeで株の半自動売買を自作した57歳会社員の実録」に全部書いています)。
その中の手法の1つが、RSI-2逆張りです。
ルールは、コードで決めてあります。ぼくの気分では変わりません。
| 項目 | ぼくのルール |
|---|---|
| 見る範囲 | 日本株 約1,690銘柄 |
| 買う条件 | 終値が200日線より上、かつRSI-2が10未満 |
| 絞り方 | RSI-2が低い順に上位5件だけ |
| 買うとき | サインの翌日、寄り付きで買う |
| 損切り | 買値から−8%(逆指値) |
| 利益確定 | RSI-2が70を超えたら/7日の高値で |
| 時間切れ | 10営業日で売る |
コナーズの説明では、売るのは「5日移動平均線を上に抜けたら」です。ぼくは「RSI-2が70を超えたら」で売っています。
ここが違うところです。

212回は、すべてデモ(お金を入れない記録)です。シグナルが出たら毎日、機械的に買ったことにして記録しています。
数字は、自作AIファンドの売買記録(台帳)から、2026年10月2日の決済分までを集計しました。
本物のお金を入れたのは2回だけ。これは後で書きます。
212回の結果:勝率67.9%・平均+1.15%
7月23日から10月2日までに、デモで212回売り買いしました。全体の勝率は67.9%。でも、最初の99回は80.8%でした。どこで、どう崩れたのかを見ていきます。
全体の成績
7月23日から10月2日までに、決済まで終わったのは212回です。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 回数 | 212回 |
| 勝ち | 144回(勝率67.9%) |
| 1回あたりの平均 | +1.15% |
| 合計(デモ) | +681,670円 |
持っていた日数は、平均5日。短いと1日で売っています。
売った理由の内訳は、こうでした。
- RSI-2が70を超えて利益確定:176回
- −8%の損切り:21回
- 7日の高値で利益確定:7回
- 10営業日で時間切れ:4回
ほとんどは、ルール通り「少し戻ったら売る」で終わっています。
勝率は80.8%から67.9%に下がった
勝率は、最初が一番高かったのです。
| 時点 | 回数 | 勝率 | 合計(デモ) |
|---|---|---|---|
| 8月26日 | 99回 | 80.8% | +480,530円 |
| 9月4日 | 123回 | 75.6% | +314,020円 |
| 9月18日 | 193回 | 67.9% | +549,810円 |
| 10月2日 | 212回 | 67.9% | +681,670円 |
99回で80.8%が出たとき、ぼくは「合格」と判断しました。
自分で決めたルールで、「デモで100回前後たまるまで本物のお金は入れない」としていたからです。
9月1日に、合格を公開しています。
でも、回数が倍になると、勝率は12ポイント以上下がりました。
少ない回数の勝率は、その手法の本当の姿ではない。 212回やって、やっと分かったことです。
月別で見ると、9月に崩れた
月ごとに分けると、もっとはっきりします。
| 月 | 回数 | 勝率 | 1回の平均 |
|---|---|---|---|
| 7月 | 21回 | 76.2% | −1.06% |
| 8月 | 86回 | 80.2% | +3.07% |
| 9月 | 99回 | 54.5% | −0.09% |
8月は、勝率も平均も良かった月です。9月は、勝率が54.5%まで落ちました。
同じルールでも、相場が変われば成績は変わります。
8月の数字だけを見て「この手法は勝率80%」と言うのは、危ないということです。

勝率より大事だった3つのこと
212回を並べてわかったのは、勝率の数字だけを見ると判断を誤る、ということでした。大事だったのは、次の3つです。

勝ちは小さく、負けは大きい
212回の中身を、勝ちと負けに分けました。
| 回数 | 1回の平均 | |
|---|---|---|
| 勝ち | 144回 | +3.61% |
| 負け | 61回 | −4.60% |
※残り7回は、損益ゼロでした。
RSI逆張りは「少し戻ったら売る」ので、勝ちは小さくなります。損切りは−8%なので、負けは大きくなります。
だから、勝率が高くないと成り立ちません。
実際、9月14日〜20日の1週間は、勝率80%なのに平均は−1.12%でした。
5回のうち4回勝っても、1回の負けで全部消える。これがRSI逆張りの怖いところです。
損切りを終値で判定すると、−22%まで広がる
212回の中で、一番大きな負けは−22.3%でした。損切りは−8%のはずです。
調べると、大きな負けは7月の終わりに集中していました。
7月は、作り直す前の古い仕組みで記録していた時期です。
損切りを「その日の終値で判定」していたので、1日で大きく下げた日は−8%で止まらず、そのまま広がっていました。
8月10日からの今の仕組みは、逆指値(決めた値段まで下がったら自動で売る注文)の考え方で判定しています。
それでも、朝から大きく下げて始まった日は、−8%より下で売れます。9月4日には、−9.0%の負けがありました。
損切りの値段を決めても、その値段で売れるとは限らない。 これは、本物のお金を入れる前に知っておきたかったことです。
1週の数字で、ルールを変えない
勝率が下がってくると、ルールをいじりたくなります。
9月14日〜20日の週次レポートで、AIの司令塔はこう書きました。原文です。
「今週は5件・勝率80.0%・平均-1.12%とマイナス。
地合いの影響か手法の劣化かを見分けるため、来週も継続観察を推奨(この段階でルールは変えない)」
ぼくより、AIの方が落ち着いていました。
ルールを変えるなら、回数を積んでから。それまでは、記録を続けるだけです。
本物のお金で試した結果:2回で1勝1敗

デモで合格したあと、本物のお金で2回試しました。どちらも信用取引の買いです。
| 銘柄 | 買い | 結果 |
|---|---|---|
| SGホールディングス | 1,506円×200株(8月28日) | 9月14日に売却。値動きで−1,700円 |
| キリンホールディングス | 2,848.5円×100株(9月8日) | 9月16日に売却。約+1,100円 |
SGは、シグナルの1位でした。でも、ルールの「10営業日」を2日過ぎてから売っています。ぼくのミスです。
キリンは、AIが選んだ5件のうち5位を、ぼくが自分で選びました。
しかも、ルール上はまだ持てたのに、早めに利益を確定しています。
どちらも、崩したのは手法ではなく、ぼくの方でした。
2回では、勝率は何も言えません。言えるのは、ルールを守るのは、思ったより難しいということだけです。
それと、お金の問題があります。デモではシグナルを毎日全部買いますが、ぼくの資金は約70万円。全部は買えません。
デモの80.8%は、「お金がいくらでもある人」の成績だったわけです。
順張りと逆張り、勝率はどちらが高い?
一般に、逆張りは勝率が高く、1回の利益は小さい。順張りは勝率が低く、1回の利益が大きいと言われます。
ぼくのRSI-2の212回も、まさにこの形でした。勝率67.9%なのに、勝ちの平均は+3.61%しかありません。
反対に、上がっている株を買って伸ばす順張りの本には、書名に「1勝4敗でもしっかり儲ける」とうたうものがあります(DUKE。
『1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術』)。勝率は低くても、勝つときに大きく取る考え方です。
| 逆張り(RSI-2など) | 順張り(新高値ブレイクなど) | |
|---|---|---|
| 勝率 | 高くなりやすい | 低くなりやすい |
| 1回の利益 | 小さい | 大きい |
| 怖いところ | 1回の大きな負け | 小さな負けが続く |
どちらが上ということはありません。勝率だけで手法を選ぶと、逆張りばかり良く見える。ここに気をつけたいところです。
RSI逆張りを試すときの注意点
ぼくの212回から言える注意点です。
- 勝率は、回数とセットで見る(99回と212回では違う)
- 勝ちと負けの「平均の大きさ」も必ず見る
- 損切りの値段で売れない日がある(下に窓を開けた日)
- 1週・1か月の数字でルールを変えない
- デモの成績と、自分の資金で買える数は別
よくある質問
RSI逆張りについて、よく聞かれることに答えます。
Q. RSI逆張りの勝率は、だいたい何%ですか?
A. ぼくの日本株での記録では、212回で67.9%でした。
ただし、最初の99回は80.8%で、相場によって大きく変わります。
勝率だけでなく、勝ちと負けの平均の大きさを一緒に見てください。
Q. RSIだけで勝てますか?
A. ぼくはRSIだけでは買っていません。必ず「200日線より上の株」に絞ってから、RSI-2で買う候補を選んでいます。
RSIだけで買った場合の成績は、検証していません。
Q. RSIが20以下・10以下の銘柄は、どうやって探しますか?
A. ぼくは、自作のAIファンドが毎日約1,690銘柄のRSI-2を計算して、10未満の株を並べています。
チャートツールや証券会社のスクリーニング機能でRSIの条件を入れられるものもありますが、期間が14日に決まっているものもあるので、何日のRSIかを確かめてください。
Q. ボリンジャーバンドと組み合わせると、勝率は上がりますか?
A. ぼくはボリンジャーバンドとの組み合わせは試していません。代わりに200日線で「上向きの株だけ」に絞っています。
検索で出てくる組み合わせの検証は、FXやバイナリーオプションが多いので、株で使うなら自分で数を取って確かめるのが確実です。
Q. 200日線の絞り込みは必要ですか?
A. ぼくは、200日線より上の株だけに絞っています。コナーズの手法でも、大きな流れが上向きの株だけを買うのが基本です。
絞らない場合の比較は、まだしていません。
Q. FXやバイナリーオプションの検証とは、何が違いますか?
A. 検索するとFXの検証が多く出ますが、市場も時間の長さも違うので、勝率をそのまま比べることはできません。
この記事は、日本株を数日持つ形での記録です。
Q. プログラミングができなくても、同じことができますか?
A. ぼくは1行も書けませんが、Claude Codeに日本語で頼んで作りました。ただ、AIは間違えます。
ルールの意味を自分で説明できることが前提です。
まとめ:勝率67.9%より、負けの大きさを見る
日本株でRSI逆張りを212回試して、勝率は67.9%でした。
80.8%から下がったのは、回数が増えて、本当の姿が見えてきたからだと思っています。
それでも合計はプラスです。ただし、勝ちは小さく、負けは大きい。損切りの値段で売れない日もある。
AIファンドの仕組みそのものは「Claude Codeで株の半自動売買を自作した57歳会社員の実録」で、作り方から費用まで書いています。
本物のお金で売買した最初の1か月は「株の運用報告(2026年9月)元手約70万円で+5.7%」に全部出しました。
この先の結果は「部室」で
RSI-2の回数が増えたら、勝率の動きも、本物のお金の損益も、毎月の数字でそのまま報告します。同じ立場の方は、無料で入部してください(メルマガ・Substack)。
ご注意 投資に関する内容は、筆者個人の実際の記録と感想です。特定の銘柄や金融商品の売買を勧めるものではありません。損益は過去の結果で、将来を約束するものではありません。投資の判断はご自身でお願いします。(免責事項・広告について)

